なぜ礼真琴で?星組「BIG FISH」問題について思うこと

星組に関する残念なニュースが入ってきましたね。

以下、昨日アップしたはずの記事が表示されない不具合があり、再度の投稿となります。

「BIG FISH」はナイナイづくし

星組シアターオーヴ公演『BIG FISH』は、著作権の理由によりライブ中継&配信ナシ

さらにブルーレイ販売もスカステの全編放送もナシ

ポスターの公開があまりにも遅かった時点でおかしいなとは思っていましたが、まさか著作権問題がクリア出来ずナイナイづくしになろうとは。

礼さんの任期も終盤に差し掛かり、最近のトップさんたちは退団前にコンサートをすることを踏まえると、お芝居が見られる今回の別箱はとてつもなく貴重な公演です。

なのに、ほんとガッカリ。

そして過去に著作権に泣いた作品は名作ぞろいという皮肉。

・宙組『ウエスト・サイド・ストーリー』
・雪組『20世紀方に乗って』
・宙組『プロミセス・プロミセス』

ここに星組『BIG FISH』が追加されてしまうのですね。

ただでさえ星組は『1789』『RRR』とチケット難公演がつづき、今回のシアターオーブ公演でもたくさんの人がチケット争奪戦で涙を飲みました。

そんな人たちの救いがライブ配信、ライブ中継、そしてブルーレイだったのに。

もちろん利益を得るために劇団側も粘ったとは思いますが、なんとも残念な結果になってしまいましたね。

でもね、だからといって著作権問題がからむ作品を上演するなとは言いません。

そりゃあそんな作品が避けられることが望ましいけれど、演出家の希望、本人の希望、東宝との兼ね合いなど、大人の事情がいろいろあるのでしょう。

それよりも我々が怒っているのは、またもや劇団が我々ファンをないがしろにしたことです。

だってすでに友会の抽選は終わっているのですから。

一般発売前に発表したからセーフではありません。

もっと早い段階で分かっていたでしょうに、このタイミングまで発表を引っ張ったことが腹立たしい。

当日の公演中止や直前の日程変更をも受け入れ、どんなことがあっても離れずに劇団を応援している友の会会員を何だと思っているんでしょうね。

『BIG FISH』は心と記憶に残る作品

配信されないことや映像が残らないことについて多くの人が嘆いているけれど、

実のところ、礼真琴さん自身が一番悔しい思いをされているのかもしれません。

久しぶりの別箱ですし、『RRR』に引き続き有名な映画の作品ということもあって相当気合が入っているでしょう。

自身初となるシアターオーヴ公演ですしね。

当然、多くの人に見てもらいたかったでしょうし、トップスターとして組子の活躍をアピールしたかったでしょう。

なのにそれが叶わないのですから。辛いですね。

ですが嘆いてばかりもいられません。

視点を変えると、配信や円盤化のプレッシャーがないということは、組子たちにとって大いに冒険できるチャンスでもあるのかなと。

コロナ禍以降は、たった1回の新人公演ですら配信があって、下級生たちが過度に失敗を恐れているような気がして。(個人的感想です)

この機に乗じ、とくに下級生たちには思いきって自分を表現してもらいたいなと思います。

そしてトップスターとしても、男役としても、円熟期を迎えている礼さん。

復帰作『RRR』の大成功の勢いにのって、『BIG FISH』でも心と記憶に残るすばらしい舞台を見せてくれるでしょう。

ということで、土曜日の一般発売チャレンジ頑張りたいと思います。

初日まであと20日。順調にお稽古がすすみ、無事に初日の幕が上がりますように。

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