3月1日、穏やかな春の日差しが降り注ぐ宝塚。
111期生の宝塚音楽学校卒業式と宝塚歌劇団入団式がとりおこなわれました。
111期生が憧れる上級生
111期生・芸名公表&憧れのスター
111期生39名の芸名が公表されました。
【余談】111期の人数が39人なのは、ひとり112期に編入されたからだそうです。
首席は男役の千隼悠(ちはや ゆう)さん。
憧れのスターは元雪組トップスター彩風咲奈さんだそうで、「華やかでエネルギーあふれる男役を目指してこれからも精進してまいります」とご挨拶。
近年は真風涼帆さん(熊本)、彩風咲奈さん(愛媛)といった地方出身者がトップになったときに凱旋公演が行われる傾向にありますので、千隼さんにも地元愛知の期待がかかります。
次席の瑠希友杏(るき ゆあん)さんも地方出身(岡山県)&男役志望。
憧れのスターは星組の暁千星さんで、「舞台の上で華やかに、そしていつも全力な男役になれるよう頑張ってまいります」と気合十分。
なんだかすでに星組パッションを持っている感じがしますね。
一方、娘役志望の絢花澪(あやはな みお)さんは、兵庫県明石市出身。
元花組トップ娘役の星風まどかさんに憧れていて、「笑顔が素敵で、品のある娘役になりたい」そうです。
そして意外だったのが、岡山県出身、娘役志望の瞳花みれ(とうか みれ)さんの憧れのスターです。
「どんな時も初心を忘れず、素直な心を持った娘役になりたいです」と語った瞳花さんが憧れのスターは、
元宙組トップ娘役・実咲凛音さんでした。
実咲さんといえば礼真琴さん朝美絢さんらスターをたくさん排出した伝説の95期。
花組の下級生時代からヒロインを総なめにし、2015年に宙組トップ娘役になり、凰稀かなめさんと朝夏まなとさんの相手役を務め、2017年に退団。
『エリザベート』や『うたかたの恋』、『王家に捧ぐ歌』といった大作ヒロインを務めたスーパー娘役でした。
とはいえすでに退団から8年が経っているにも関わらず、憧れのスターとして名前があがるとは思わず、嬉しい驚き。
瞳花さんが実咲さんを観たのは何歳のときだったの?なんてすみれコードなので自粛しますが、こういう”憧れの連鎖”によって宝塚って続いていくんだなとジーンとしました。
さて、その他の111期生もみなさんステキな芸名をつけていて、眺めているだけで楽しいのですが、
その中でも燦然と輝くハッピーネーム、花御莉凡(はなお りぼん)さんに目が釘付けです。
神奈川県出身の”りぼんさん”、一発で名前を覚えました。
さてあとは彼女たちのデビューを待つばかりなのですが、111期生の初舞台といえば…
111期生の初舞台は礼真琴の退団公演
そうです、礼真琴さんの退団公演ということで、分かってはいましたが超チケット難。
初舞台生の親家族ですらチケットが手に入らない状態なのはツライですね。せめて口上の日だけでもご家族が観られるといいのですが。
礼真琴さんは言わずとしれた95期首席。
首席の大変さを知る礼さんは、毎年新入生が入団してくると首席の子を気にかけるのだとか。
今年は初舞台生と共演しますので、首席の千隼悠さんを気に掛けるだけでなく、舞台上で17期という学年を超えた感動的な絡みがあるかもしれませんね。
トップオブトップの集大成と同時に111期生の宝塚人生が始まる星組大劇場公演。
『阿修羅城の鐘』『エスペラント!』、そして初舞台生の口上&ロケットを心から楽しみにしています。