6月5日(金)13時公演 B席観劇
どうやらこの公演に星組の礼真琴さんや舞空ひとみさんらが観に来られてたようですが、2階席の私は観劇後に知りました。
礼真琴さんも桜嵐記が終わった後、涙を拭きながら退場されたとか。
「桜嵐記」観劇感想 あらすじネタバレあり
幕開き、光月るうさんがストーリーテラーとなって時代背景と登場人物を丁寧に説明。
なぜ光月さんがストーリーテラーなのかがポイントで、終盤その謎が解き明かされた時、ドバッと涙が😭
鳳月さん月城さんに続き、桜吹雪が舞落ちる中スポットライトに照らされた珠城さんの登場シーンの神々しいこと。待ってましたとばかりに大拍手が沸き起こり、これから始まる物語への期待をあらわしていました。
正義感が強く人望厚い長男(珠城)、
武芸よりも料理好きで心やさしい次男(鳳月)、
豪快な河内弁でやんちゃな三男(月城)。
コミカルな笑いを交え、三兄弟の人となりを見せつつ、偶然出会った正行(珠城)と弁内待(美園さくら)が惹かれていく様子が描かれた前半はワクワクしました。
しかし物語が進むうち、どんどん暗雲が立ち込めます。
桜嵐記クライマックスへの大まかなあらすじ(ネタバレあり)は、
正行(珠城りょう)、正時(鳳月杏)、正儀(月城かなと)は、北朝と和睦を申し出るが後村上天皇(暁千星)はこれを退ける。
北朝から三兄弟に寝返るよう取引をもちかられるが、正行らは負けると分かっていても亡き父の意思を継ぎ、後世の人々のために戦いに挑むことを決意する。
たったこれだけのお話しなのですが、この決戦に向かうまでに三人それぞれ究極の選択を強いられます。
正行(珠城)は、敵と和睦をすることが最良の判断だと分かっていても和睦はせず最後まで戦うという後村上天皇(暁千星)の意向を受け入れる。戦を前に弁内待(美園さくら)との別れを選ぶ
正時(鳳月)は、愛する妻(海乃美月)を助けるためにわざと暴言を吐き離縁を言い渡し、敵に寝返った義父と義弟と共に敵方へ行くよう仕向ける。 (正時の足手まといになりたくないと後に妻は自害)
正儀(月城)は、敵の攻撃を受け瀕死の状態の兄正行を戦場に置いて自分は生き延びる決断をする。(光月るうは正儀の40年後)
三人とも壮絶な生きざまです。
敵に切られ瀕死の状態の兄(珠城)を置いていけないと嘆く弟(月城)へ「ここで楠木が全員死んでどうする。お前だけでも生き延びろ!さあ、行け!」と兄が言い放つシーンで 客席中からすすり泣きが聞こえました。 私も泣きに泣きました😭
月組生の熱演に大感動。
サヨナラ公演でなくても良い作品ですが、退団していく珠城さんとその地位と立場を受け継ぐ月城さんとが劇中リンクして、さらに胸がいっぱいになります。
今回観た回は80パーセント以上は客席がうまっていたのですが、仕方のないこととはいえ、前回(5月)の観劇回2階席は1/3程度で切なくなりました。
ぜひたくさんの方に見届けていただきたい作品です。
次回ブログは桜嵐記キャストごとに記したいと思います。
↓ポチッと応援よろしくお願いします。