本日『1789-バスティーユの恋人たち-』の取材会がありました。
そこに出席した礼真琴さんから休養についての説明があったようですが、違和感をおぼえたのは私だけでしょうか。
(以下全文、個人的主観です)
礼真琴・休養説明に思う
劇団の初動ミス
『1789-バスティーユの恋人たち-』の取材会といいながら、礼真琴さんの休養についての記事がおどりました。
そう、劇団は取材会を利用して 礼さんの休養理由を公にしたかった。しかも本人の口から。
思い返せば劇団が礼さんの休養を公表したのは別箱発表のときです。
博多座公演『ME AND MY GIR』』詳細の下にチョロチョロっと。
※星組トップスター礼真琴はこの期間を休養期間とさせていただくことといたしますので何卒ご理解下さいますようお願い申し上げます。
まさかこの一文で済むとでも思ったのでしょうか。
こんな大切なことをトピックも立てず、ついでのように知らせる神経を疑いました。
当然騒ぎになり、Yahoo!ニュースにも取り上げられ、休養理由に憶測が憶測をよぶ事態に発展!
それでも劇団はだんまりを決めこみます。
なのに今ごろになってなぜ(わざわざ取材会を利用して)礼さんに休養説明させたのか。
「2019年に星組トップスターに就任させていただいてから3年間、皆さまに支えていただきながら、たくさんの学びと素晴らしい経験を積ませていただきました。今後もより良い舞台に挑戦していくために、2カ月ほど、自らのコンディションを整えるための時間をいただくことになりました」
宙組のときも
そういえば 前にも劇団は事態の収拾をはかるために生徒を利用したことがありましたよね。(言葉が悪くてすみません)
宙組の記事が週刊誌に掲載されたときです。
自身のリサイタルで真風さんの口から説明させ、涙させ、
潤花さんにも「この件でみんなの絆が強くなりました」とまで言わせて。
会場はあたたかい空気に包まれたそうですが、本人説明はリスクが伴います。
生徒を守るのが劇団の仕事なのに 生徒を矢面に立たせるなんて、ほんと、どうかしている。
本人に言わせてはならない
礼さんの件で許せないのは、これから休養にむかう人に「休養中もがんばります」と宣言させたこと。
「この期間も決して舞台にかける情熱が冷めることはありません。次にお会いする時には必ずレベルアップして戻って参りたいと思います」
スキルの高さゆえ、演出家、振り付け家、作曲家から とんでもないレベルのものを要求される礼さん。
カラダもノドも酷使してメンテナンスを必要とする人に「レベルアップして戻ってきます」と言わせるなんて…
われわれを安心させるためとはいえ、自身を追いこむ言葉を絶対に言わせてはいけなかったと私は思います。
もしつぎに他のトップが休養をとることになれば、同じように説明や宣言してから休養に入らないといけないのでしょうか。
そういう意味でも『本人による休養説明』という前例はつくるべきではなかった。
礼さんの口から休養理由が聞かれて(重大な病気ではなさそうで)ホッとした部分もありますが、それより劇団のやり方に違和感や不信感がつのる結果になったように思います。
演出家の件もそうですが、どうも対応が行き当たりばったりのような気がしてなりません。
休養する礼真琴さんへ
『パワーアップした姿を見せたい』と、礼さんが休養中も頑張ってしまうのではないかと心配です。
休養は休養。
ぶじに『1789』を終えたあとは、自分にプレッシャーをかけることなく、心身ともにリラックスした時間を過ごしていただきたいなと思います。