REVIEW本(サンプル映像)を見るかぎり、月組はようやく序列が整ったようです。
トップ:月城かなと
2番手:鳳月杏
3番手:風間柚乃
4番手:礼華はる
以下、月組人事についてデリケートな内容含みますので読みすすめご留意ください
5作以上が決定したトリデンテ
『月の燈影』は礼華はるさんと彩海せらさんのダブル主演でもよかったのではと思いましたが、
礼華さんを4番手にするためにあえて単独扱いにしたのですね。
これでキレイに序列が整ったわけですが、それにしても安定感のあるメンバーです。
トップコンビ&2番手が代わらないまま5作目が確定したから余計にそう感じるのでしょうか。
月組の重厚感のある舞台が好きなので 月城さんと海乃さんは添い遂げでもいいと思っていました。
いきなり過去形ですみません。
月城かなとに望むもの
あのシーンを観てしまったから
そうなんです、観てしまったんです、
『DEATH TAKES A HOLIDAY』で白河りりさん演じる(未亡人)アリスが月城さん演じる死神を誘惑して男として目覚めさせるシーンを。
はっちゃけた未亡人に死神が振り回されるという設定なのに、
初めての大ナンバーに挑む白河さんを月城さんが踊りながらさりげなくフォローしているのを見てときめいたんですよね。
(彩風咲奈さんが朝月希和さんのときには反り返りで手を添えなかったのが、夢白あやさんには両手で支えているのを見てキュンとなったのと同じトキメキ)
経験豊かな娘役のとなりに立つトップも風格があってステキだけれど、不慣れな娘役をそっとフォローする姿に包容力と色気を感じました。
そういえば月城さんってトップになってから本公演や別箱はおろか、ショーの1場面すら他の娘役と組んだことがないのだとか。
(あれ?『Deep Sea』で組んでたよ!って思った方、あの脚長美人は鳳月さんです。笑)
なので白河さんとのシーンを見てからは、『れいこうみ』は好きだけれど別の相手と組んだ月城さんも見たいと本気で思ってしまったんです。
ただね、海乃さんくらい自立して踊れてお芝居もできて、かつ、月城さんとの距離を絶妙に保てる人ってそうそういませんよね。
とにかく海乃さんはあらゆる面において娘役のプロ。
月城さんが信頼をおく存在なのは言うまでもありませんし、新しい相手役とイチから関係性を構築するとなると大変なのも想像できます。
なのでお二人の意向が『添い遂げ』なら受け入れようとは思いますが、せめて別箱は星組コンビ(礼×舞空)のように他の相手と組んでもらえたらなぁ。
でももし海乃さんが先に退団するとしたら、次期候補はだれかというと…って今回はそういう話ではなく(これはまた改めて)、
気になるのは鳳月杏さんとの兼ね合いです。
鳳月杏の退団回避
そう、鳳月杏さんの『フリューゲル』退団は回避されました。
思い返せばディナーショーが発表されたときはヒヤヒヤしましたね。
もしかして餞別?もしかして専科?とくに意味はないんじゃない?
いろんな考えが次から次へと浮かんでは消え…
ファンのためにも、ようやく4番手まで序列が整った月組のためにも残留ほんとによかったです。
ただそうなると…
海乃美月と鳳月杏の兼ね合い
サヨナラショーはどうなるの?
というのも娘役トップと2番手男役が同時に退団した場合、サヨナラショーには娘役トップの冠しか付かないからです。
(華優希さんと瀬戸かずやが同時退団だったときのタイトルは『華優希サヨナラショー』でした)
さすがに2番手期間の長さからいって鳳月さんのサヨナラショーは単独で行われるでしょう。
すると2人の退団時期はずらされることになり、鳳月さんが先か?それとも海乃さんが先か?
【余談】これを言うと話がややこしくなりますけど、鳳月さんは退団ではなく水美舞斗さんのように専科行きという可能性も捨てきれないわけで…
おそらく6作目には何かしらの答えがでるとは思いますが、
最近の劇団は 思いきった組替えも行わず、番手を明確にすることにも慎重で、ひたすらのらりくらり。
そんななかようやく風間さんの3番手羽根が現実味をおびてきたところです。
まぁ、だからこそ月組は上級生トリデンテを長く楽しめているんですけどね。
果たしてどこまでこの月組体制を維持させるのか、引きつづき注目したいと思います。