95期トップ引き継ぎについて思うこと

95期トップ引き継ぎについて思うこと 宝塚歌劇のいろいろ

月組の別箱が発表され、月城かなとさんの去就について憶測が飛び交っています。

それにともない一部で話題になっているのが「95期の間でトップ引き継ぎがあるのかないのか」。

今回はそのことについてお話したいと思います。

(以下、人事のデリケートな内容含みますので読み進めご留意ください)

95期トップ引き継ぎについて

個人的には月城さんの5作退団は回避できるのではと予想しています。(8割願望ですけど)

その理由を「次期体制が整っていないから」とし、前回の記事でこのように記しました。

「鳳月さんの高学年トップが実現するのかという点も、鳳月さんを押しのけてまで落下傘トップになる人がいるのかという点も疑問です」

それに対して「水美舞斗さんや朝美絢さんがいるじゃないか」というご意見をいただきました。

水美舞斗の場合

そしてもうひとつ、「水美さんが専科に移った理由は永久輝さんを2番手に上げるため&月組落下傘のタイミングを図るため」なんだとか。

う~ん。7年契約が主流のVISAガールをそろそろ2番手に上げるためというのは分かります。

ですが水美さんが月城さんの後任というのは どうでしょうか。

過去にいくつか専科からトップになった例はあります

湖月わたるさん星組→宙組→専科を経て星組トップに就任。

しかし湖月さんはもともと星組出身なので、花組生え抜きの水美さんが月組でトップになるのとはワケが違います。

じゃあ縁もゆかりも無い組で落下傘トップになった例はないのでしょうか。

あります。北翔海莉さんは月組→宙組→専科を経て星組トップに就任しています。

なので水美さんに可能性がないわけではありません。

しかし北翔さんの場合は下級生2番手(紅ゆずる)を抑えてのトップ就任でしたが、水美さんの場合だと上級生2番手(鳳月)の上に立つということになります。

さすがにそんな荒れることを劇団がするとは思えず。

それなら順当に鳳月さんがトップになる方が自然ですよね。そもそも月組の正2番手は鳳月さんなのですから。

そうです、95期の同期引き継ぎを成り立たせるためには意外と事は複雑なのです。

つぎは朝美さんの場合を考えてみましょう。

朝美絢の場合

まず彩風咲奈さんがトップになって現在4作目、そして既に6作目(ベルばら)まで決まっているということを覚えておいてください。

朝美さんが月組トップになるためには、そのまえに月城さんはもちろん、鳳月さんも退団(もしくは専科異動)している必要があります。

しかも月城さんより鳳月さんの方が先にです。(水美さんの場合でも述べましたが、上級生である鳳月さんの上に朝美さんを立たせることはしないでしょうから)

そしてたとえ同期引き継ぎのための条件をすべてクリアしたとしても、その頃には彩風さんの任期も終わりが見えているだろうと。

となると朝美さんはわざわざ月組に落下傘せずとも雪組でトップになればいい話です。

つまり朝美絢さんにしろ水美さんにしろ、同期引き継ぎの可能性はあるにはあるけれど現実的ではなさそうというのが個人的見解です。

なぜか話題には出ませんでしたが桜木みなとさんも同様です。

以上、同期引き継ぎについて記してきましたが、そもそも月城さんが退団するのかどうかも半信半疑の状態ですし、

朝美さんは雪組を継ぐのか、水美さんはどこかの組でセンターに立つのか

桜木さんは宙組初の生え抜きになるのか、瀬央さんの専科デビュー作は何なのか

礼さんの休養、柚香さんの進退…

95期への関心は尽きませんね。
引き続き神7の動きに注目したいと思います。

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