110周年という大イベントを来年にひかえ、とにかく保守的な人事を続けている劇団。
すでに完成されつつある105期の娘役たちとか、ほんと、どうするんでしょうか。
そんなことを考えていると、6月に退団した潤花さんの事務所が決まったというニュースが入ってきてビックリ!
何にそんなに驚いたかって、潤花さんまだ25歳なんですね。
トップの理想形・潤花の場合
潤花・事務所決定
潤花さんが所属することになったのは柚希礼音さんや愛希れいかさんがいるアミューズ事務所です。
すみれコードに慣れている身としては事務所のHPに生年月日と年齢が掲載されていることにドギマギ。
愛希れいか・1991年8月21日(31歳)
潤花・1997年9月19日(25歳)
年齢を明記しているのはファンのためというよりも 役に合う人材を探しているプロモーター向けで、出演依頼につなげる理由もあるのかなと思いました。
で、現在25歳の潤花さんですが、
4作退団の潔さ
思い返せば雪組でヒロインを総なめしていた頃はまだ20歳そこそこだったんですね。
そしてお付きもともなわず単身で宙組にやってきて、すでに完成されたトップスターの2人目の相手役に就任。
状況だけみると萎縮してしまいそうですが、潤花さんはそうではありませんでした。
大人っぽい雰囲気とダイナミックなダンスを武器に体当たりで挑み、明るく人懐っこいキャラクターで人気者に。
さぁこれから!という時に真風さんとの添い遂げを選び、たった4作で辞めてしまう潔さよ!
退団後はすぐに大手事務所も決まり 活躍が約束されたも同然です。
惜しまれながら添い遂げ退団。若くして外の世界に飛び出し大手事務所で大々的にデビュー。
潤花さんの歩みは まさに娘役の理想形(のひとつ)と言えるでしょう。
多くの現役生が憧れるところだとおもいます。
そんな潤花さんとはまた違った『娘役の理想』を叶えたのが愛希れいかさんです。
トップの理想形・愛希れいかの場合
伝説の爆アゲ
愛希れいかさん(95期)は男役から転身して『女帝』にまで上り詰めた娘役トップオブトップ。
研3で娘役に転身してからの爆アゲは今でも伝説です。
わずか1年の間に新公ヒロ→東上ヒロ→新公ヒロ→トップ娘役へ。
当時を振り返り「あの頃はまだ10代だったので何がなんだかワケがわからなくて…」と。そりゃあそうでしょう。
龍真咲さん→珠城りょうさんと相手役を変え、6年7ヶ月の長きにわたりトップを務めました。
女帝
・ロミオとジュリエット(ジュリエット)
・ME AND MY GIRL(サリー)
・激情(カルメン)
・1789(マリーアントワネット)
・グランドホテル(グウィネビア)
・鳳凰伝(トゥーランドット)
・エリザベート(エリザベート)
娘役なら誰もが憧れる役をすべてやり、異例のバウ単独主演も果たし、これ以上ない高待遇で宝塚を去った愛希さん。
退団後は『エリザベート』でいきなり帝国劇場デビューを果たし、舞台、映像と快進撃がとまらない。
潤花さんとはまったく違うタイプの『娘役の理想』ですね。
そんな二人が同じ事務所ということが面白い。(アミューズ見る目あります)
【余談】柚希礼音さんと真風涼帆さんが出演する『LUPIN』のビジュアル(黒タキ姿)があまりにもカッコよくて仰け反りました。小池先生狙いすぎなような気もしますが、その狙いドンピシャです。
愛希さんと潤花さんは6つ年齢が離れています。
雰囲気もキャラもかぶらないので、それぞれの個性を活かした活躍を見せてくれるのではないかと期待しています。
愛希さんはNHKドラマ『大奥』出演が決定!
潤花さんの次のお仕事はドラマか舞台か、発表を楽しみにしたいと思います。