月組大劇場公演『フリューゲル』の初日まで2週間を切り、月城さんと新組長の初めての『お稽古場情報』が公開されました。
お二人のトークの様子に『なぜ月組新組長が梨花さんだったのか』、『それは月城さんの任期に影響するのか』。
そんなことを私見バリバリで記したいと思います。（以下、月組の人事に関するデリケートな内容含みますので読み進めご留意ください）
月城かなと✕梨花ますみ
まず、梨花さんって、こんなに頼もしい人だったのですね。
公演の解説や見どころの要点をテキパキと説明して月城さんが話しやすい雰囲気をつくり、月城さんが話し終わるとまた次の話題をサッと振って会話に間を空けない隙のなさ。
梨花さんのペースに乗せられて 月城さんがいつもより少し早口でしゃべる様子が微笑ましかったです。
役の解説のときにも組長が「私たちには信頼関係があるから出来る」と言っていましたが、グイグイ引っ張っていく梨花さんに月城さんが心地よさそうにゆだねている感じも良いなと。
おふたりは雪組時代に組長と組子として5年もの歳月を共に過ごしてきました。
2009年・月城かなと 雪組配属
2012年・梨花ますみ 雪組組長就任
2017年・月城かなと 月組組替え
梨花さんは月城さんが月組に異動してからも『ダル・レークの恋』『川霧の橋』『応天の門』に出演されています。
月組前組長（光月るう）が退団し、副組長の白雪さち花さんを上げるという選択肢もあったのに、あえて専科の梨花さんを就任させた意図はなんでしょう。
梨花さんが元々月組出身ということもありますが、もうひとつはやはり月城さんの任期に関係があるのではと。
月城さん2回目のコンサートが決まったことや、次回作の意味ありげなタイトルにソワソワしている人も多いのではないでしょうか。
ですが後任問題も含め、もろもろの理由で↓
月城さんの5作退団は回避できるのでは。（願望を込めて）
とはいえ来年には長くつづいた月城＆海乃＆鳳月体制に動きがあると考えるのは自然なことです。
もともと月城さんは同期の朝美絢さんとトレードするカタチで月組に異動してきました。
当時の月組には同期の支えとして愛希れいかさんがいましたが翌年には退団。
そこで劇団は月城さんのサポートとして 彼女が慕う梨花さんを（東上公演やトッププレお披露目という）大切な公演に出演させました。
月城さんは梨花さんの出演がとても心強かったと語っています。
雪組時代だけでなく月組でも信頼関係を築いてきたお二人。
梨花さんが月組組長に就任したのは月城さんの任期後半をサポートするため？
【余談】月組には5人の組替え経験者がいますが、そのうちの4名が雪組からというのは驚きですね。
梨花ますみ（雪組）鳳月杏（花組）月城かなと（雪組）彩みちる（雪組）彩海せら（雪組）
退団フラグは軽視すべきでない
と、ここまで個人的願望を記してきましたが、あちらこちらに退団フラグが立っていることも事実。
・2回目のコンサート
・『Eternal Voice 消え残る想い』という意味深な公演タイトル
・正塚先生ひさしぶりの大劇場登板
これらの事実は軽視できないんですよね。
もし月城さんの退団発表があるとするならば、月組大劇場公演『フリューゲル』千秋楽（9月24日）以降です。
今後が気になるところですが、いまはただ、最高のメンバーがそろっている月組の舞台を楽しみたいと思います。
完全オリジナル新作『フリューゲル／万華鏡百景色』ステキな公演になることを願っています。