花組大劇場公演『アルカンシェル』の出演者が発表になり、95期の共演再び!と話題になっています。
花組『アルカンシェル』出演者発表
輝月ゆうまと礼真琴
『アルカンシェル』に専科より一樹千尋さんと輝月ゆうまさんがご出演されます。
この作品がさよなら公演となる柚香さんにとって、同期の輝月さんの存在はとても心強いでしょうね。
じつは輝月さんって専科に異動してからの大劇場公演はすべて95期トップの公演なんです。
月組『グレート・ギャツビー』
星組『1789』
花組『アルカンシェル』
『1789』で共演した礼真琴さんからは「身体も存在も大きい」と頼りにされていた輝月さん。
お二人がリアルを追求してギリギリのところを攻めた ペイロールがロナンを蹴り上げるシーンは迫力がありました。
この公演は瀬央さんやひろ香さんもいて、どこを見渡しても95期という圧巻の公演でしたね。
輝月ゆうまと柚香光
柚香さんと輝月さんは別箱『TOP HAT』で共演済みです。
副組長から「奇跡の95期トリオ(柚香&水美&輝月)でごさいます」と紹介されて、3人とも照れまくっていたのが印象的でした。
柚香さんも「専科より輝月ゆうま様にお力添えいただきまして」と急に丁寧になっていたのが微笑ましかったです。
トップの退団公演はトップ自身が演出家を指名できるというのは有名なはなしですが、共演者のリクエストはどうでしょうか。
柚香さんが輝月さんを指名した??かどうかは分かりませんが、
『TOP HAT』のご挨拶で「また輝月さんと共演できる日を楽しみにおります」と話されていたので、最後にその願いが叶って良かったですね。
注目されていた同期のお花渡しも、おそらく輝月さんが務めることになるのでしょう。
小池作品の申し子
で、お気づきになりました?
輝月さんが出演した大劇場作品は全て小池修一郎作品だということを。
凛城きらさんが正塚先生の作品に全出演しているように、もしかしたら輝月さんは小池作品の申し子になるかもしれません。
月組育ちで芝居の実力が確かな輝月さんに小池先生が信頼を寄せるのもうなずけます。
老け役が上手いのはもちろん、学年的にもまだトップの友人役をやれるのも強み。
『アルカンシェル』で柚香さんと輝月さんがどんな関係性を演じるのか楽しみです。
ミヤネ屋報道の余波
内部告発の可能性
月組東京、星組博多座、星組バウが通常どおり上演されている一方で、宝塚を取り巻く環境は日に日に厳しくなってきているように思います。
ワイドショー番組『ミヤネ屋』で宝塚で起きた生徒自死の問題について約20分間にわたり報道されました。
番組内でもイジメ問題に焦点が当てられ、アイロンの件について劇団の初期対応を疑問視する声も。
生徒からの聞き取りに関しても、「内部で調査して本当のことを言うはずが無いというのが弁護士の普通の考えです」とピシャリ。
これは弁護士だけでなく多くの人が思っていることではないでしょうか。
本当のことが言えない環境たったからこそ劇団の隠蔽体質がまかり通ってきたのです。
番組内でも内部告発があった可能性について触れていましたが、ここまで世論が大きくなってしまった以上、劇団は対応せざる負えなくなった。
95期&77期公開収録中止
もうひとつ番組内で印象的な意見がありました。
「劇団は自分たちが主体で(調査する側では)は無く、劇団自身が(調査)される側であるという意識が必要」
まさしくそのとおりです。
劇団がカタチだけ調査して事件をうやむやにするのではなく、調査を進めている劇団自体が調査されていると自覚してほしい。
タカスペの中止に加え77期と95期の公開収録も中止が決定しましたし、どうやら年内のイベントはすべて中止にする方向のようですね。
ミヤネ屋でも「宝塚は相当時間をかけてしっかり調査すべき」と強い口調でコメンテーターが言っていましたが、人の命が失われたことだけに当然の考えだと思います。
世界で唯一無二の宝塚歌劇をこれからも存続されるためには今が正念場。
こんどこそ生徒一人ひとりが本当のことを話せるように時間をかけて向き合ってほしいと思います。