わたしは花組の柚香光コンサート千秋楽を観に行っていたので、雪組『ボイルド〜』千秋楽の配信は見られていないのですが、
なにごともなく無事に、和希そらさん、沙羅アンナさん、琴羽りりさんが大劇場をご卒業されたようで安堵しました。
雪組大劇場公演千秋楽
和希そらさんごあいさつ
妃華ゆきのさんから同期(96期)のお花を渡された和希さんは、深紅のバラを抱え笑顔でごあいさつ。
和希「本日、こうして沢山の皆様に見守って頂きながら宝塚大劇場の大階段を降りきることができましたことを心より幸せに思っております。どのような状況であっても、私を支え、信じ、応援し続けてくださいましたファンの皆様の存在が常に私を奮い立たせ、前に進む勇気を与えてくださいました」
和希「もうこの劇場に立つことはないのかと思うとこみ上げるものがありますが、男役和希そら、最後の日まで男役の美学を磨き続け前へ進んで参りたいと思います。これまで、和希そらと出会ってくださいました全ての皆様心からありがとうございました」
彩風咲奈さんごあいさつ
彩風「皆様の温かいお気持ち、大好きな雪組の仲間のキラキラした姿。今日という一日でまた大切なものが一つ増えました。宝塚を愛してくださるお客様に何かステキな言葉で気持ちをお伝えしたいと、何度も何度も悩んだのですが、不器用で気持ちばかりが先走ってしまいます。
彩風「苦しめてしまって、悲しませてしまって、それでもやっぱり“大切なあなた”がいるから、今こうして舞台に立つことができます。世界には物語が必要だと信じて、皆様への感謝の気持ちを舞台からお返しできるよう東京公演に向けて走ってまいります。愛とお気持ちをありがとうございました」
この状況で何を言って何を言わないのか、本当に難しいところだと思いますが、
含みをもたせた言葉のなかに 彩風さんの思いがいっぱい詰まっていて 胸に響きました。
彩風咲奈の進退
トップスターの退団発表日
トップスターの退団は、早ければ大劇場公演千秋楽翌日に発表されますが、そうではない場合も多い。
2019年に退団した紅ゆずるさんや明日海りおさんは、退団1作前の宝塚大劇場公演千秋楽の翌日に発表がありました。
しかし望海風斗さんは大劇場千秋楽の翌日に発表はなく、東京公演の初日間近に発表。
真風涼帆さんは大劇場千秋楽の2日後でした。
そして異例中の異例ですが、壮一帆さんのように東京公演の千秋楽後に発表されるということも。
ちなみに、ことし退団を発表した柚香光さんは2日後、月城かなとさんは翌日でした。
彩風咲奈のXデー
そして今一番注目されているのは彩風さんの進退についてです。
雪組の次回大劇場公演の作品が『ベルサイユのばら』だと発表されたときは、
フェルゼンを新公で演じた彩風さんの思い出再演とはいえ、まさか一本物でやめるわけがないと思われていました。
日程を確認しても東京千秋楽の3日後に宝塚110周年の運動会を控えていることからも、やはりトップの退団はないだろうと。
がしかし来春の別箱の詳細が発表されて見方は一変!
彩風さんは単独リサイタルで、説明文も「劇場のトップスター、ミスター・ブルームは長い休暇を取り、まもなく長い旅に出かけるという彩風咲奈の舞台生活の軌跡」と意味深。
相手役の夢白あやさんは朝美絢さんと組んで全国ツアーを周りますし、
ここまで分かりやすいフラグもそうそうありませんよね。
しかも夢白さんは残留して朝美さんと新トップコンビを組むという将来的なビジョンまで明確で…
だけどこんな時ですし 年内に大きな発表をすることは避けられるのかなとも思ったり。
そうなるとしばらく落ちつかない日々が続くことになりそうですね。
個人的な思いとしては、まだまだ彩風さんの男役を見ていたい。
数々の試練にぶち当たり満身創痍で千秋楽を迎えた彩風さん率いる雪組さん。
本当にお疲れ様でした。
集合日までゆっくり休んでください。
そしてみんな元気に東京公演の初日をむかえ、なにごともなく完走できますよう祈ってます。