ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』
初日公演の中止の知らせがあったときから これは炎上するだろうなと思ったら、案の定、運営側の対応の悪さに喧々囂々。
運営側の初動ミス
世論が運営を動かす
なにがそんなに炎上しているのかといえば、初日延期の理由です。
「開幕準備に想定以上の時間を要すこととなり、 万全の状態で公演をお届けすることが難しいため、やむを得ず2月 6日 (火)〜8日 (木)の公演を中止とさせていただきます」
目を疑いました。東宝主催で帝劇でやるような公演が初日に間に合わないって、どういうごと?
しかも公演2日前に中止の発表、払い戻し手数料は客負担だというから目も当てられない。
しかしよくまぁこんな理由を恥ずかしげもなく掲載しましたね。そりゃあ炎上しますよ。
事態を重くみた東宝がようやく対応を見直し改善策を提示しました。
『チケット代金の払戻しのほか、ご購入時のチケット販売手数料およびシステム利用料、公演中止発表以前にご手配済の交通費および宿泊費のキャンセル料、またはキャンセルが叶わなかったお客様は上記交通費および1公演日につき1泊分の宿泊費を弊社で負担させていただきます』
声をあげるって大事ですね。
劇団の対応も変わる?
炎上で記憶に新しいのは、水美舞斗さんと瀬央ゆりあさんが出演している『ハイアンドロー戦国』のダブルブッキングです。
同じ席が紙チケットと電子チケットでダブり、何の説明もないまま電子チケットが優先され、紙チケットの人が観劇できなかったというもの。
このときも運営側の不誠実な対応に非難が殺到。その後、運営側が態度を改めることとなりました。
声を上げることは金銭面だけのためではありません。
「間に合わない」という主催者側の勝手な理由を容認しなかったことで、今後は余裕をもったスケジュールが組まれるでしょうし、海外のようにプレビュー公演の導入が検討されるかもしれません。
そうなると 初日に間に合わせるために キャストやスタッフが長時間働かされることもなくなるでしょう。
今回、さまざまな方面から出た意見は、東宝に運営を見直すきっかけをつくったと思います。
宝塚歌劇においても、今後、劇団側の理由で公演が中止になった場合、これまでとは対応が変わるかもしれませんね。(公演中止は二度と経験したくありませんけど)
花組『アルカンシエル』初日に向けて
『アルカンシエル』の公演時間の発表があり少しホッとしましたが、人物相関図はなし。
今月の歌劇に掲載されるハズだった座談会もなし。
報道によると小池先生の台本が3週間遅れたとあり、座談会が行えるような状況ではなかったのかもしれません。
台本が遅れるということはお稽古期間が短くなるわけで、こうしている間も花組生たちは初日に向け追い込みをかけているでしょう。
舞台稽古どうかご安全に。
残念ながら峰果とわさん(98期)が休演されることになりました。
下級生時代から一緒に作品を作り上げてきた柚香さんのサヨナラ公演に出られないのは悔しいでしょうね。
東京公演では元気な姿が見られることを祈っています。
ナンバーが多く、豪華絢爛なレビューシーンがみどころの『アルカンシェル』。
柚香さん&星風さん、永久輝さん&星空さん、2組のカップルにキュンとなること間違いナシ!なのだとか。楽しみですね。
ぶじに初日の幕が上がり、花組悲願の東西完走が達成されますように。