本日4月20日、宝塚ホテルにて宝塚市制70周年式典が行われました。
その式典の大トリを飾ったのが、専科の瀬央ゆりあさんをはじめ、コーラス担当の星組娘役さんたちでした。
『すみれの花咲く頃』『青い星の上で』『フォーエバー宝塚』
瀬央さんの凛とした佇まいと、歌詞が胸に響く歌声が素晴らしかったです。
大役お疲れ様でした。
そして瀬央さんも参加した、柚香光サヨナラ特番「All About YUZUKA Rei ~きらめきの記憶~」。
さっそく視聴しましたので『95期トーク』の感想を記したいと思います。
柚香光サヨナラ特別番組「All About YUZUKA Rei ~きらめきの記憶~」感想
東京ドームの文化祭ってそういうこと
95期といえば男役トップを3人も排出し、2番手2人、専科3人という、宝塚の歴史においても稀に見るスターの期です。
その95期が黄金期を迎えた2024年、本来なら昨年から様々なイベントで盛り上がるはずでしたが、みなさんご存知のとおり、すべてのイベントが中止に。
そこでファンの要望にこたえるカタチで実現した95期トーク第一弾↓
トークの中で、水美さんと輝月さんがいつか『エリザベート』のシシィをみたいという話しになりました。
そして「東京ドームの文化祭でやればいいよ」「そうだね」と95期内で話しはまとまり、
そこで放送がストップしたもんだからファン歓喜!!
しかも『つづきは柚香光サヨナラ特番で!』とあったので、
最後に95期でなにかイベントをやってくれるのでは?と、ますます期待はふくらみました。
とはいえ、誰も本気で東京ドームが実現するとは思っていなかったでしょうけど。
しかしまさかこれだけ引っ張っておいて、『同期と一緒にやってみたいこと』というトークの一部を切り取られただけとは!
まず、柚香さんが「このメンバーで文化祭をやりたい」と言い、
礼「音楽学校と同じ演目をやって成長を見てもらいたい」
水美「もっと大きなところでやりたい」
柚香「東京ドーム!東京ドーム!」
なるほど、こういう経緯で『東京ドーム』ということばが独り歩きしたんですね。
【小声】番組編集部さん、それはないよ~。まぁ安易に期待したこちらもこちらですが。だけどこの番組が伏線となり数年後に95期メンで東京ドーム実現!なんてことないですかね。笑
礼真琴が語る柚香光への思い
とここまでで、おふざけは封印!
卒業が近い柚香さんにそれぞれ思いを伝えるコーナーでは、同期ならではの視点でステキな言葉を伝え合っていて感動的でした。
朝美「予科時代、小さくて細かったれいちゃんが、どんどん男役柚香光を確立していく姿を見て刺激と勇気をもらいました。唐揚げと白米をたべて最後まで全うしてね。ただアノ余興は忘れないでね」
柚香「あの余興、本当に面白くなかったよね。笑」
桜木「同期として誇りだし、同期としていてくれてありがとう。最後までケガなくがんばって」
水美「お互い人生を語る上で絶対に互いの名前があがる存在だと思う。れいがいたから今の私がいる」
瀬央「どんなに背負う物が大きくなっても周りへの感謝や愛を言葉にするれいだからこそ、こんなにみんなに愛されてるんだなって思う。ずっと仲良くしてね。この絆は永遠!」
輝月「いまの花組はとても良い雰囲気。それは組のみんなが自然と柚香に視線を集中させているから。最後に同期の誰よりも近くで見送れて幸せ」
月城「柚香と礼が前を走ってくれて本当に心強かった。れいちゃんは卒業してからも変化する姿を見せてくれるだろうから楽しみ。ご近所に住みたい。住みます!」
柚香「卒業してからもご近所に住んでたらむちゃくちゃおもしろいけどね」
そして組は違えど、つねに同じ状況で影響を受け合っていた礼さんからのことばが重くて深い。
礼「新公主演、バウ主演、そしてこの立場。自分が戦わなきゃいけないときに常に同じ状況にれいがいて刺激ももらったし感謝の気持ち。でもまさか先に卒業してしまうとは!おい、そこは最後まで一緒じゃないんかーーい!笑。だけど自分が現役の間にれいの最後の姿を目に焼き付けることが恩返しだと思ってる。本当にありがとう」
礼真琴&柚香光しかり、風間柚乃&聖乃あすか、彩海せら&天飛華音など…
劇団がよくやる同期上げに、そこまでそろえなくてもと疑問を抱くこともありましたが、
礼さんの言葉を聞いて、孤独な路線スターにとって同じ立場の同期がいるということは、それほどまでに大きな心の支えになるんだということを知りました。
ラストは柚香さんが「本日はありがとうございました。あぁ、あと5時間くらい話したい!卒業するその日まで舞台人として精進し続けてまいります」とご挨拶して95期コーナーは終了。
東京ドームの件はやっぱりという感じでしたが、
前回のワチャワチャトークでは聞けなかった落ち着いた良い話しが聞けてよかったです。
改めて95期たちが好きになりました。
で、この95期トーク、もしかしたら月城さんバージョンもあるのかな~なんて。
あると良いですね。
そして現在、東京とムラではどちらもトップスターの退団公演が行われています。
柚香さん率いる花組も月城さん率いる月組も大千秋楽までぶじに完走できるよう心から祈っています。