株主総会が行われていたことは知っていましたが、観劇に集中するためしばし情報をシャットアウト。
遠征から帰ってからニュースや総会に参加された方のブログなどで内容を把握しました。
ということで本日は、株主総会の感想と、再開目前の宙組について記したいとおもいます。
阪急阪神HD株主総会に思う
またも炎上!
株主から「角会長は責任を取って辞任すべきではありませんか?」という切り込んだ質問があったそうですが、
その回答が、わざと論点をずらしているのでは?と疑うレベルでトンチンカン。
角「去就については自覚している。75歳でもあり近々辞退をする」
こりゃこりゃ、年齢的なことを言ってるんじゃないんです。
あろうことか「来年まではこのままの体制でいかせていただく」て、本人の身勝手さはもちろん、それを認める組織にガッカリ。
さらにそのあと、
「なぜパワハラを行った上級生を舞台に立たせるのか?懲戒解雇に」という質問に対して、
大塚執行役員が、絶対に言ってはいけないことを言ってしまったんですよね。
「行為はハラスメントだが、悪意をもっていない。厳しい叱責がハラスメントになると思っておらず責任は劇団にある」
って、そりゃあ炎上しますよ。
「宝塚歌劇では悪意がないパワハラに対して責任は問わない」と公言してしまったも同然ですから。
しかもこの発言は今回が初めてではないんですよね。
3月末に合意書が締結した際の記者会見でもあり、そのときも『悪意のないパワハラ』が物議を醸しました。
開き直り
で、『劇団の責任』というわりには誰も責任をとらない現実。
事件があった当時の宙組プロデューサーも、「証拠をお見せください」の村上理事長も続投のようです。
かといって単純に辞任すること=責任を取ることだとも思えず。
批判を浴びながらも、あのとき内部で起こったことを知る人が中心となって改革を進めていくのも責任の取り方なのかもしれないと思ったり。
ただ、とんでもなく後味の悪い総会となったのは、
ご遺族とは合意が締結したし、宙組公演の上演は決まったし、チケットは完売したし、
いまさら責任を取る必要はないじゃないかと、上層部が開き直って保身に走っているような印象を受けたからだと思います。
宙組チケットについて
で、表向き完売の宙組チケットですが、初日を前にさばきに苦労している会もあるようです。
あちこちから声がかかり、迷いましたが、できる限りチケットを引き受けることにしました。
というのも多くの宙組生にとって公演に出演できないこの8ヶ月間は、お茶会やお茶のみ会もできず、収入は基本給だけ。
生徒さんの懐事情を察すると、お花代というカタチで微力ながら応援できたらと。
それはそうとアクセサリーや一部の衣装、メイク用品の個人負担はどうなったんでしょう。
お正月の着物や、すみれ募金の着物なんかも、劇団支給へと改善されているといいのですが。
さて、いよいよあと2日で初日を迎える宙組公演『ル・グラン・エスカリエ』。
どんな雰囲気で舞台稽古が行われているのでしょうね。
正直、数日前にトップと組長が台本を読んでいるだけの不自然なお稽古場情報を見てからというもの、心配は募る一方です。
舞台に立つ宙組生の表情、客席の空気感、そして終演後のご挨拶の有無など、どうなるのかは分からないけれど、
とにかくぶじに初日の公演をやりとげ、東京の千秋楽まで全公演完走できること願っています。