2023年度の『宝塚歌劇団 年度賞』が発表されました。
劇団が毎年発表する年度賞は、
優秀賞・努力賞・新人賞・団体賞など、各部門に分かれていて、
それぞれの賞に意味があります。
宝塚歌劇2023年度 年度賞について
【アーティスト賞】
・彩みちる(月組)
・真白悠希(宙組)
2019年にとつぜん新しく設けられた賞で、特定の技能(歌、芝居、ダンス)に優れていて、その年に大きなインパクトを与えた人が選ばれるという印象。
受賞はおめでたいのですが、受賞後に退団する人が多いのでファンは気が気ではありませんね。(光月るう、音くり寿、寿つかさ、有沙瞳、優希しおん)
【新人賞】は路線スターの証。
・詩ちづる(星組)
・星空美咲(花組)
・華世京(雪組)
もう何も言うことはない劇団期待のプリンス&プリンセスが選ばれました。
新人賞をとった娘役はトップになる確率が高いので、詩さんが昇格する日も近いのでしょうか。
星組次期トップ娘役の発表が待たれます。
【団体賞】
・星組「RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~」
ナートゥ該当場面の出演者全員
星組は昨年(『ディミトリ』ジョージアンダンス)につづき2冠!おめでとうございます。
ナートゥは本当に凄かったですから誰もが納得の受賞となりました。
【努力賞】
・鳳月杏(月組)・水美舞斗(専科)
・輝月ゆうま(専科)・瀬央ゆりあ(専科)
・永久輝せあ(花組)・夢白あや(雪組)
95期の専科トリオをはじめ、上級生スターの名前がズラッと並びました。
切ない優秀賞
優秀賞はトップ&トップ娘役に贈られる賞です。
優秀賞 彩風咲奈(雪組)
優秀賞はトップになった順番に贈られるので、昨年(2022年度)は彩風さんではなく月城かなとさんが受賞してザワザワしましたね。
で、結果的に月城さんの退団フラグだったわけですから年度賞はあなどれません。
2018年度・望海風斗、綺咲愛里
2019年度・珠城りょう、真彩希帆
2020年度・真風涼帆、星風まどか
2021年度・柚香光、礼真琴、潤花
2022年度・月城かなと、舞空瞳
2023年度・彩風咲奈
毎年必ず選出される男役トップとはちがって、受賞者がいないこともある娘役優秀賞。
娘役が授与される場合は退団直前が多いというのは本当で、
綺咲愛里さん、真彩希帆さん、潤花さんは受賞後の翌年に退団しています。
そして昨年受賞した舞空瞳さんも今年退団することが決まっており、現在退団公演のお稽古真っ最中です。
こうして見てみると、やはり年度賞には大きな意味があるんですね。
答え合わせにはなりましたけど、結果が切なすぎる2023年度 年度賞の発表となりました。
路線スターにとって大きな意味をもつ年度賞。
受賞された皆さま、おめでとうございます。
さらなるご活躍を楽しみにしています。