商売の基本は『新規開拓』ではなく『顧客から搾り取れ!』なんだとか。
その例に習ったのかどうかは分かりませんが、最近の劇団は新しいマーケティングに積極的。あの手この手で顧客から…(以下自粛)
ということで本日から『タカスク』がグランドオープンしました。
『TAKARAZUKA SQUARE タカスク』がオープンしたけれど
『TAKARAZUKA SQUAREタカスク』は、月額550で約40本のコンテンツが、いつでも、どこでも、何度でも自由に見られるという宝塚歌劇の動画配信サブスクサービスです。
かつて劇場に行くか書店で歌劇やGRAPHを買うしか宝塚を浴びられなかった時代を思うと夢のようなコンテンツですね。
しかも9月中は110円で視聴OKというから太っ腹!
本日からアプリのリリースも始まりましたので、登録した人も多いのではないでしょうか。
かくいう私も登録したのですが、これがとにかくややこしい。
いえ、親切に登録手順を画像で載せてくれているので、私の理解力が足らないだけなのですが苦戦しました。
で、よくよくラインナップを見てみると、う~ん。
視聴環境に関しては『10秒単位で動画の早送りと巻き戻しが可能』など利用者の声が届いたようなんですが、ことラインナップに関しては正直ガッカリ。
いちばん見たいものが見られないもどかしさ
STAGE Pick Up、ナウオン、オフステージなど、月額3000円越えのスカイステージを契約せずとも550円で気軽に見られる点は良いと思います。
がしかし、視聴できるコンテンツのなかに舞台作品はないんですよね。
せめて月に5本(各組1作品)くらいは舞台作品を流してくれれば大満足なのに。
『タカスク』は、タカラヅカ・オン・デマンドのように楽天TVやU-NEXTといった他社の仲介を必要としない配信サービスのため、劇団にとってメリットだらけ。
安い料金とイベントを餌にたくさんの客を加入継続させたいのでしょうけど、視聴者のいちばん観たいものがスルーされているような気がします。
今さら2012年の公演の突撃レポートとかわざわざアプリ開いて見る人どのくらいいるのかしら?
ということで、6月のプレオープンから継続してきた本サブスクではありますが、
散々悩んだ結果、スカイステージに加入している身としては、『タカスク』まで継続する必要はないと判断し、とりあえず今月末で契約解除することを決めました。
とはいえ、宝塚ファンですから諦めてはいませんよ。
少々辛口な意見を言いましたが、改善が見込めればまた戻ってきたいと思いますし、スタートしたばかりのコンテンツゆえ、これからに期待しています。