タカラジェンヌは人気商売。
人気が出るきっかけはいろいろありますが、
「あの役をやった時に一気にファンが増えた!」という声を聞いたことがあります。
男役・人気が出る役は?
ファンクラブスタッフだった友人の話によると、実際にそういう役が存在するのだとか。
その代表的なのが
『スカーレット・ピンパーネル』のショーブラン。
『ロミオとジュリエット』のティボルト。
そして『ベルサイユのばら』のアンドレです。
まぁアンドレは納得ですよね。
恋心を胸に秘め、オスカルのためだけに生きた一途なアンドレは、ある意味女性の理想像。
その理想の存在が現実に目の前で歌ったり踊ったり苦悩したりするのですから、そりゃあ好きにならずにはいられません。
歴代アンドレにはそれぞれ違った魅力がありますが、
50年の歴史ある『べるばら』ゆえ、どのタイミングでどのアンドレに出会うかは運命。
そして出会ってしまったら最後、
アンドレを通してそのジェンヌの魅力にハマってしまうわけです。
そんな人がどれほどいるか。
【余談】実際、アンドレ後のお茶会は参加者が増えて円卓がシアターになったという会も。
安蘭けい、柚希礼音、春野寿美礼、瀬奈じゅん、明日海りお、望海風斗など…
過去のアンドレ役者たちの、その後の人気は凄まじかった。
だからこそ男役にとってアンドレをやることは、これ以上ないチャンスなんです。
令和のアンドレ・縣千
そして現在公演中の雪組『ベルサイユのばら』。
縣千さんのアンドレが好評ですね。
アンドレを演じる縣千さんにハマる人が増え、その熱いレポを見かけるたびに笑顔がこぼれます。
男らしい(女性だけど)ガッチリした体格から醸し出される力強さと頼もしさ。オスカルを抱きしめるときの包容力は絶品!
銃弾が体のどこに当たっているのか一目瞭然の撃たれっぷりに感動!
黒髪がとてつもなくカッコいい!などなど、フィナーレの見事なダンスも含めて、そりゃあ目が釘付けになりますよね。
アンドレでファンを増やして東上に弾みがついたらいいなと思っていましたが、実際そうなりそう。
その東上公演『フォルモサ』の先行画像が、これまたカッコいい。
最近格段に色気が増した懸さんから目が離せません。
そして本日12日は新人公演ですね。
主演の蒼波さんをはじめとする新公メンバーで作り上げる『ベルサイユのばら』、とっても楽しみにしています。