令和のトップオブトップ・礼真琴の退団発表に思う

昨日、宝塚大劇場では星組のプリンセス・舞空瞳さんを見送ったばかり。

そして本日、星組トップスター・礼真琴さんの退団発表がありました。

95期首席・礼真琴退団発表

フラグと匂わせ的中

礼真琴さんが次回大劇場公演『阿修羅城の瞳/エスペラント!』の千秋楽をもって退団することとなり、明日記者会見が行われます。

やもめ宣言、カバーアルバム発売、武道館コンサートと、これまで何度もフラグや匂わせがあって覚悟はしていましたが、

ダメ押しだったのはカレンダー。前半に固められた掲載月をみて多くの人が確信したと思います。

だけどいざ発表されると寂しいものは寂しいですし、

だったら舞空さんと同時退団でよかったのでは?という思いもあります。

でも不思議と礼さんの決断を心穏やかに受け止められている自分がいるんですよね。

17年、そして6年

礼さんは類まれなる歌唱力とダンス力で入団時から注目を浴び、そこからずっと抜擢されつづけていました。

つねに第一線を駆け抜け、95期のトップランナーとして(退団時)17年、令和のトップオブトップとして約6年。

同期トップの柚香光さんさんや月城かなとさんをも見送ったあとも先頭に立ち、

過渡期にある歌劇団の屋台骨として大きく貢献。

本当によく頑張ってくれましたよね。

トップ就任時からコロナの影響をもろに受け、当初予定されていた海外ミュージカルがおじゃんになったのか、

労働時間の見直しにより年間8公演になったがゆえに、本来なら10作だったところ、1作少なくなってしまったのかは分かりません。

【小声】礼さんが尊敬してやまない柚希礼音さんのときと同じく、運動会(星組優勝)もご褒美イベントとなるはずが…

だけど『RRR』『BIG FISH』『記憶にございません』『阿修羅城の瞳』のような話題作を立て続けに星組に振るあたり、

最高の花道を礼真琴に!という劇団の努力がうかがえます。

そして前代未聞のトップスターの長期休養を認めたことからも、やはり劇団にとっても礼真琴という大スターは特別な存在だったんだなと。

最後の日まで

退団が発表され、礼さん自身はいまどんな心境なんでしょうね。

舞空さんや組子たちには事前に伝えていたとして、これでファンや世間が知るところに。

肩の荷が降りてホッとされたかな?

礼さんが明日の退団会見でなにを語るのかに注目です。

そして『記憶にございません』の東京公演はもちろん、『武道館』『阿修羅城の瞳』と、

来年8月10日のラストデーまで礼さんの男役姿をしっかり目に焼き付けたいと思います。

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