『宝塚歌劇における改革の取組について』のページが更新されました。
内容を見てみましたが、ぱっと見、良さそうに見えるものもありますが、現場は混乱するだろうな~というものもあり一長一短。
『宝塚歌劇における改革の取組について』の更新を受けて
マイナスを減らす取り組みを
一部手当の増額とベースアップは良かったと思います。
だけどそれと同時にマイナス(個人の負担)を減らすことにも取り組んでもらいたい。
だって、たった1回しか着ないすみれ募金の着物も自腹、歌劇お正月号に写る着物も、拝賀式の着物も自腹、
お稽古着もアクセサリーパーツも、お化粧のパフやヘアスプレーまでもが個人負担って、これじゃあ給料がいくらあっても足りませんよね。
出演者による小道具製作廃止はいいけれど…
そして なぜかここだけ具体的すぎて驚いたのが『出演者による稽古用小道具の製作を廃止』です。
我々からすると、本番で使用する娘役手作りのアクセサリーじゃなくて そっち?と思わなくもありませんが、よっぽど負担だったんでしょうね。
もしかしたら生徒側からの要望が多かったのかもしれません。
で、それに伴い個人的に気になったのは、歴代トップスター最後のお稽古場で恒例となっているアレですよ。
最近では彩風咲奈さんのラスト稽古場でもありましたね。
パレードの『セラビ・アデュー』を歌う彩風さんの手には組子の手作りのシャンシャン風のうちわが!
はてさてこれは小道具に入るのか??
礼真琴では見られない?
見送る組子たちも見送られる彩風さんもとっても嬉しそうで、これぞトップのラスト稽古場という多幸感。
個人的に、トップスター最後の稽古場の幸せな映像を見るのが好きなんですよね。
だけど生徒による小道具の製作が廃止になったら、礼真琴さんでこの光景は見られないの??
まさかシャンシャンをスタッフに作らせるわけにいきませんし、わざわざ廃止宣言した以上、明らかに生徒手作りの小道具がうつる映像が公開されるとも思えない。
一方、あれは小道具じゃなくてイベントグッズだから大丈夫でしょ!とも思いますが、
同じく退団を発表している芹香斗亜さんのときも含めて、どうなるんでしょうね。
そして生徒の負担を軽減しようとすると、代わりを担うスタッフの負担が激増するのは明白ですし、早急に対処すべきはパワハラ問題も同じ。
すべての人が気持ちよく働ける劇団になるにはまだまだ道のりは長いと分かっていても、もどかしいですね。
イチ宝塚ファンとして、この先も改革のゆくえを追い続けたいと思います。