礼真琴さんの武道館コンサートの先行画像が出ましたね。
武道館の広い舞台に映えるコスチューム系で、攻めた感じのメイクやヘアが目を惹きます。
そしていよいよ友会の抽選が始まるわけですが…
宝塚歌劇における席種の細分化について
私設ファンクラブの存在
武道館コンサートの席種がザックリし過ぎ!との声が聞かれて、よくよく見てみると、S席の幅が広く、ステージサイドでもS席なんですね。
今回の武道館に限らず、本拠地の宝塚大劇場、東京宝塚歌劇においても席種に対する不満が高まっているように思います。
『宝塚はどこの席で観てもハッピー!』なんてタイトルを掲げている当ブログで言うのも何ですが、正直、同じS席でも1階最前列サイドだと狂喜乱舞しますし、24〜25列の端っこだとションボリしてしまうのは事実。(勝手ですみません)
客席降りがある場合も、同じ席種でも1階とでは満足度が変わってきます。サイドだと舞台の見えづらさに加えて音響も悪いですしね。
劇団としても細分化したうえで全体的に値段を上げたいのが本音でしょう。
ところがそれが簡単にできないのが宝塚歌劇。
その理由のひとつとして…劇団が頑なに認めようとはしない『私設ファンクラブ』の存在があるからです。
スタッフの善意と行為で成り立つ私設ファンクラブ(通称・会)において、チケット代の金銭的やり取りや管理が最大の負担なのは間違いありません。
というのも、ファンクラブ会員が会で公演のチケットを申し込む場合、数ヶ月前に、S席の値段×希望枚数を指定された口座に振り込みます。
ところが、いざ公演当日(もしくは数日前)になると全員分をS席で用意することが難しく、A席やB席に振り替えることが日常茶飯事。
差額はその場で返金することもありますし、公演終了後に全部まとめてという場合もあり、想像するだけでスタッフの大変さが分かりますよね。
そりゃあファンクラブ側としては細分化にNGを出すでしょう。
そして会員側にとっても、細分化されると困る事態が!
追加のチケットやキャンセル待ちを申し込んだ場合、当日精算になりますが、その場合の会からのお達しは、かつて私が入っていた会ではこうでした。↓
「すべての席種の金額をそれぞれ別封筒に釣り銭のないようご用意下さい。尚、サポート代につきましても同封せず、別封筒にてよろしくお願いいたします」
えーっと、簡単に説明しますと、SS席12500円を入れた封筒と、S席(ムラ)8900円の封筒と、A席5500円の封筒と、B席3500円の、4枚の封筒に加え、サポート代を含めた計5枚の封筒を持っていくということです。
いまでもこの方法が取られている会も多く、「なんとかならないの!後日振り込みじゃダメ?」と不満が大きくなっていると聞きますし、4種でも大変なのに、これが6種7種となると…
そんな諸々の煩わしさから入会を控える人も少なくありませんし、どこの会もスタッフのなり手がおらず慢性的な人不足。
チケットをさばくために黙認されているファンクラブの存在が、会員減少やスタッフ不足で存続が危うい挙げ句、その存在が細分化への足かせになるなんて、なんとも因果ですね。
というわけで、その他もろもろの面でも、私設ファンクラブを見直す時期にきているのかもしれません。
さて、いよいよ礼真琴さんの武道館コンサートの友会申し込みがスタートしますね。
この歴史的なコンサートをぜひ生で観たい!それこそ端っこの席でもいいので。笑
ビジュアルの雰囲気からすると、宝塚の王道コンサートというより、自身のアルバムを主体としたスタイリッシュなコンサートになるのかな。楽しみですね。
現在公演中の『記憶にございません』、武道館コンサート、そして『阿修羅城の瞳』と、礼真琴さんの男役を最後までしっかり見届けたいと思います。