ついに雪組『愛の不時着』観ることができました。
今年一番のチケット激戦公演で、何をどうやっても東京では確保できず、今日まで長かった〜。
雪組『愛の不時着』ざっくり感想
宝塚ファンとして
朝美絢さんのトップお披露目であり、”あさあや”コンビお披露目でもある雪組『愛の不時着』。
感想はというと、宝塚ファン目線では大満足です。
ミュージカルらしくナンバーが多くて聴き応えありましたし、コメディ部分を多くして生徒の出番を増やしていたのも良かったです。
そしてあの悶絶級のキュンキュンシーンが、顔面国宝の朝美絢さんと夢白あやさんによって再現されるんですから、有り難くて有り難くて。笑
朝美さんはトップお披露目にしてこの安定感。自由にのびのび演じる夢白さんを包容力たっぷりに包み込む様がとてもステキでした。
夢白さんにこういうハッチャケた役をやらせたら天下一品！元気で華やかでちょっとうるさくて…とっても魅力的なんですよね。
お久しぶりの瀬央ゆりあさん、やっぱりカッコイイですね。限られた出番のなかで心の動きをきっちりと表現して、観客を笑顔にしたり泣かせたり。計算されたお芝居さすがです。
【余談】瀬央さんの雪組異動が決定！朝美&夢白&縣千&華世京の『眼力』並び、ツヨ！笑
華純沙那ちゃんの上手さに脱帽！『双曲線上のカルテ』の健気な看護師も良かったけど、今回のツンツン女子もハマってた。和希そらさんしかり、瀬央さんしかり、相手役を選ばず誰とでも似合わせられるのも強みですね。
真那春人さんら主人公の部下チームとか、愛すみれさん筆頭のご近所主婦たちのワチャワチャ感も楽しかった。
原作ファンとして
と、配役の妙やキャストの役への探究心&熱演には感心しましたが、原作ファンとしては少々不満の残る仕上がりに。
そりゃまあ16話もあるドラマを2時間ちょっとのミュージカルにする時点で無理があるのは承知です。
だけどそれにしても宝塚版『ベルサイユのばら』と同じく、観客はみんな原作を知っているというテイで話が進むのはいかがなものかと。
とくに2幕はそれが酷かったですね。終演後、ドラマ未見の友人に説明を求められましたし、残念ながら置いてけぼりになってしまった人もいるのではないでしょうか。
あとは暗転の多さ。何とかならんかったの？
と宝塚ファンとしての感想と原作ファンとしての感想に相違はありますが、
とにもかくにも久しぶりに宝塚でこういうトキメキ満載の王道ラブストーリーが観られて純粋に嬉しかったです。
舞台上でカッコイイ男役と美しい娘役が心を通わせているのを観ていると、理屈抜きに幸せな気持ちになれるんですよね。
しかもそれを朝美さんのトップお披露目で観られる幸せよ！
というわけで、もう1回劇場で観たいという願いは叶いそうもありませんが、28日の千秋楽は中継で見届けたいと思います。