阪神淡路大震災から30年。
30年の間に宝塚歌劇にもいろいろありましたが、今日もムラでは宙組が、東京では花組が、そして予定どおり各組お稽古が行われている平和な状況に感謝するばかりです。
そして本日は次回花組大劇場公演『悪魔城ドラキュラ/愛、Love Revue!』の出演者が発表されました。
もうひとりの95期!!輝月ゆうまについて
出演作の多さにビックリ
専科から五峰亜季さんと輝月ゆうまさんの出演が決定!
お久しぶりの五峰さんに対して、大忙しの輝月さん。
2021年に月組から専科に異動してから、本公演5本に加えて別箱やディナーショーと出ずっぱりなんですから。
【輝月ゆうま出演作(専科時代)】
2021年11月・宙組『プロミセスプロミセス』
2022年3月・花組『TOP HAT』
2022年7月・月組『グレート・ギャツビー』
2022年11月・月組『ELPIDIO』
2023年6月・星組『1789』
2024年2月・花組『アルカンシェル』
2024年8 月・星組『記憶にございません!』
2025年2月・芹香斗亜ディナーショー
2025年6月・花組『悪魔城のドラキュラ』
出演数もすごいですけど、とにかく役の幅が広い!!
コミカルから悪役までどんな役をやらせても上手いのはもちろん、舞台にいるだけでその存在感と安心感を同時に与えられる稀有な役者さん。
劇団からの評価も高く、努力賞(2023)&年度賞(2024)受賞も納得です。
思い返せば下級生時代から大きな役がつき、結果を出していた輝月さん。
正直に言うと、1期上の珠城りょう、同期の朝美絢、3期下の暁千星ら路線候補がひしめく時代だとはいえ、1回くらい新公主演させてもよかったのにと苦々しく思ったこともありました。
だけど現在これだけの活躍を見せられたら、路線とか非路線でくくることがナンセンス。
輝月ゆうまは輝月ゆうまだから。
月組生で終わらず専科行きを決断し、どの作品にも真摯に向き合いプロフェッショナルに仕事をこなす輝月さんに乾杯です。
大活躍ゆえに
大活躍の輝月さんですが専科ゆえの心配も。
先日発表された契約方法の変更が、生徒たちにどのくらい影響を及ぼすのかはわかりませんが、組子にしろ専科生にしろ、今後を考えるきっかけにはなったでしょう。
近年は華形ひかるさん、星条海斗さん、沙央くらまさんら、専科になって数年で辞めてしまう人も多いですし、「この人が辞めるなんて!」と退団発表に衝撃が走った凪七瑠海さんの例もあり不安は尽きません。
それにしても『いつまでも続くと思うな95期黄金時代』って誰が言い出したんでしょうね。
朝美絢さんが雪組トップに就任し、桜木みなとさんが宙組トップになろうとしているとはいえ、柚香光さん、月城かなとさん、そして礼真琴さんの卒業でこの言葉の意味をひしひしと実感します。
ほかの95期生たちと同様、輝月さんにも少しでも長く残って活躍しつづけてくれることを願うばかりです。