いよいよ礼真琴と舞空さんのコンビがスタートしましたね。
報道の見出しにお二人の名前が多いのも、周囲の期待の表れなのでしょう。
トップ御披露目と称されてしますが、礼さんや舞空さんだけに特別な演出もありませんので、初仕事といった方がしっくりくるような気がします。
と、冷静を装いつつ、舞踊会の文字を見るだけで、自然と気持ちは高揚します。(笑)
お二人を含め、舞踏会出演者たちの素敵な舞姿のレポートがあがってきましたので、簡単にまとめてみました。
第55回宝塚舞踏会
【一幕】
京さんをはじめとする専科娘役さんの、しっとりと美しい舞で幕が開いた、2019年の舞踏会。
星組(朱紫さん、紫さん、紘希さん)
↓
月組(千海さん、白雪さん、)と続き、
星風さん、美園さん、舞空さん「千鳥」
緑、青、紫の着物で登場した艶やかな三人。
躍りも、それぞれ個性で魅せる。
芹香さんと瀬央さん「八千代獅子」
『次代を背負う責任ある二人』とプログラム紹介され注目集まる中、二人は息の合った美しい舞を披露。
凪七さんと愛月さん「二人狸々」
杯を持った酔っぱらいの動きをコミカルに見せる技。
体幹が強くぶれないところが凄い。
【二幕 】
礼さん「供奴」
観客の大きな拍手で迎えられた、礼さんは隈取化粧に奴姿。
身体能力を存分に見せつける、軽快な足の動きで魅了。
真風さん「浦島」
大きな亀に股がっての登場に観客は盛り上がり。
扇をつかった難しい投げ技に挑戦。
亀を連れた去り際まで、客の目を釘付けにしていました。
珠城さん「まつり」
香り立つような色男っぷり。
おかめとひょっとこの二役を見事に演じわけ、所作もお手の物。
轟さん「振袖菊」
元は春日野八千代さんの演目。
それをしっかりご自分のものにされていて、さすが!の一言。
大トリは松本さん。
白の衣装に包まれたお姿は、舞台上で輝きに満ちて、内面から滲み出る上品な舞。
「奉祝令和皇御国」
令和を祝うフィナーレ。
月組、宙組、星組、せり上がってきた三組のトップコンビ。素化粧の凛々しく美しい姿に息を飲む。
二年に一度の宝塚舞踏会。
ただでさえ触れる機会の少ない舞踊。
それを習得するために、公演や公演のお稽古の合間をぬって、舞のお稽古を重ねられてきた出演者たちの大変さ。
そして本番では、期待以上の見事な舞を披露する素晴らしさ。
タカラジェンヌというのは、本当に尊い方々ですね。
また次回の舞踊会も観劇したいと思いました。