連休は星組観劇とお茶会&お茶飲み会に参加して楽しい時間を過ごしてきました。
ということで言える範囲ではありますが、お茶会のこぼれ話をお届けしたいと思います。
「阿修羅城の瞳/エスペラント」お茶会こぼれ話
鬼について
『阿修羅城の瞳』になくてはならない存在なのが”鬼”です。
タカラジェンヌらしくない個性的なメイクとヘアスタイルで舞台を縦横無尽に這い回り、極美慎さんにバッサバッサと切り捨てられては、次の場面で礼真琴さんに切られ倒すという。
そんな鬼役のジェンヌさんのお茶会で、まず最初にあがった質問が、「鬼の中から◯◯さんを見分ける方法をおしえてください」というもの。
この質問が読み上げられたときに、「えーっ(失礼では?)」という空気が会場を包みましたが、さすがはジェンヌさん、「あはは、無理です。私たちでも誰が誰が分からないときありますから」と和ませてくれました。
で、見分け方としては、鬼の髪型が大きく分けて3種類(ストーレート、もしゃもしゃ、超モジャモジャ)あって、その中でもそれぞれメッシュが少なかったり多かったり。
そのへんをチェックしておくと、一度見つけたら次からは自然と目に入ってくるようになると思います。とのこと。
そして、鬼は通し役なので衣装は一着なのだそう。
「一着って聞くと着替えがなくてラクそう!って思いますよね」
うんうんと頷く客席。
「じつは切られたときに『ゔぉ〜っ』とか『ぐぁっ!』っとかいう声を拾うのにマイクをつけてるんです。が、そのマイクが人数分無くて、この場面では私が着けて、それが終わったら◯◯さんに渡して、次は△△さんからもらって…。その度に衣装を脱いだり着たり脱いだり着たり、衣装は一着だけど着替えの回数はショー並みに多いんです」
これにはビックリ!!(劇団よ、マイクくらい人数分用意してあげて〜)
興味振かかったのは、鬼の動きに指定はなし。とくに指示られておらず個人個人まったく自由。それぞれが鬼らしき者の動きを研究して挑んでいるのだとか。
ショーについて
透明感メイク
幕間に35分も休憩をいただいて申し訳ありませんとしたうえで、「とにかくメイク替えが大変なんです」と声を大にするジェンヌさん。
演目が決まったときにメイクアップアーティストのCHIHARUさんから「こんな感じで」というメイク動画が送られてきたんですが、星組ではいままでやってこなかった透明感メイクだったから騒然。
たしかに今回のショー『エスペラント』は、極美慎さんがトークショーで「落ち着かない」といって笑らせたパステルカラー。
当然、それに合うメイクとなると淡い色調になるわけですが、いかんせん『阿修羅城の瞳』のメイクが濃すぎて。。笑
休憩時間が35分あっても『とにかく薄めメイク』にみんな悪戦苦闘しているのだとか。
偉大なトップ礼真琴について
そして参加したお茶会&お茶のみ会で全員が礼さんへの熱い思いを語ってくれました。
この公演は、礼真琴さんの退団公演ということもあり、お芝居もショーも運動量ががすごくて、さすがに一日二公演がつづくと組子たちに疲れが見えるそう。
「だけどパレードの最後に大羽根を背負った礼さんが登場すると『これぞ我らのトップスター』と誇らしくて嬉しくて一気に疲れが吹き飛ぶんです」
さらに礼さんが階段から降りてくるときに目があった日にゃあ、「もう一回公演できる!もっとたくさんの人に礼さんの素晴らしさを知ってもらいたい」とパワーがみなぎるんだそう。
「退団公演中でお忙しいにもかかわらず、何か質問すると貴重な時間をさいて丁寧に教えてくださいますし、こちらが聞く前に助言をくださることもあるんです。礼さんがトップの時代に組子として存在できて本当に幸せです」
客席中からすすり泣きが聞こえてきこえる大感動のお茶会でした。
まだまだだと思っていた礼さんの退団公演も早くも20日が過ぎ、来週には新人公演が控えています。
初舞台生も含めケガなく全員元気に6月1日の千秋楽を迎えられますように。