月組大劇場公演『I AM FROM AUSTRIA』観劇してきました。(1回目)SS席
見終わった後の感想は…
「映像にお金かかってるなぁ~。」でした。(笑)
冗談です。いや、本当です。
でも、その映像がとても効果的で、舞台の空間をステキに埋めてくれています。
豪華な乗り物も登場しますよ!
それが、けっこう高速で、見ていてスカッとします。
『I AM FROM AUSTRIA』全体感想・ネタバレなし編
簡単に言うと、明るく、爽やかで、気楽に楽しめる、娯楽ミュージカル。
花組と星組の退団公演で、感情の起伏が激しかったのもあり、劇場に向かう足が重かった最近の観劇。
しかし、『I AM FROM AUSTRIA』が始まった途端、ギラギラでバラバラの衣装に身を包んだ個性的過ぎる登場人物に、心が晴れました。
そして、ME AND MY GIRLのように、海外ジョークを日本(宝塚)風にアレンジした、じんわりした笑いにほっこり。
(エリザベートのネタが多かったのですが、観に来ていた学生団体に伝わったかなぁ。 )
不器用なラブシーン、ベタなシチュエーションなど、ちょっと懐かしい感じ(ひと昔前のラブコメ風)のトップコンビのやりとりが見られ、ニヤニヤしてしまいました。(笑)
結末は最初から予想できてしまうのですが、だからこそ安心して、主人公をとりまく人間模様を楽しめます。
珠城さん
育ちがよく、心根の優しい青年を演じさせたら天下一品。
スーツ、セーター、タキシード…
どんな服を着ても、リアルに男性に見えるのは流石。
美園さん
細いけれど、しなやかな筋肉がついた抜群のスタイルで、ハリウッド大女優を好演。
次から次にでてくる難しいナンバーも、そつなくこなしてお見事!
終始ストーリーをリードしていくパワーが凄い。
月城さん
己の私欲のためなら他人を陥れることも厭わないマネージャーを、時にシリアスに、時にコメディちっくに演じて、魅力的でした。
舞台に登場するだけで、香ってくるような色気が漂います。
その他、
鳳月さんは、一人別次元の演技の巧みさ。
暁さんは、見た目と中身のギャップをコミカルに演じて笑いを誘い、
光月さんは、納得のMVP!!
海乃さんは、歌もお芝居も安定安心。鳳月さんとの相性がとても良い。
配役の感想は、後日、ネタバレありで詳しく綴りたいと思います。
『I AM FROM AUSTRIA』フィナーレ!!
楽しく軽快なお芝居が終わった後は、期待ふくらむフィナーレ突入。
(ここから、フィナーレ内容、少しネタバレありです。)
↓
銀橋花道からせり上がる、月城さんの神々しいこと。
声の伸びやかさ、声量、声色の深み、そのどれもが明らかにパワーアップしていて驚きました。
お休みされている間にも、歌のレッスンを受けられていたのでしょうか。(想像です)
フィナーレ中盤にみんなで激しく踊るシーンがあるのですが、月城さんは、その踊りには参加せず、大階段で控えめな振り踊り。
違和感はありませんが、配慮を感じました。
月城さんに限らず、高速回転リフトで負担の大きい珠城さん、美園さん。
そして、月組のみなさん、千秋楽までお怪我なく、どうぞご無事に。
では、また明日♪