残すところあと数時間となった2025年。
110周年のリベンジイヤーであり、令和のトップオブトップ礼真琴さんの卒業があった一年。
悲願の宙組生え抜きトップが誕生したり、「95期・全組トップコンプリート」が実現した歴史的な1年でもありました。
心を揺さぶられた!2025年マイベスト作品
2025年に上演された作品の中から特に個人的に好きだったものを厳選したいと思います。
【お芝居部門】
ゲームの世界観を宝塚の美学で具現化した佳作『悪魔城ドラキュラ』(花組)。
圧倒的歌唱量で綴る熱き舞台『GOETHE(花組)』。
礼真琴さんの集大成であり、劇団☆新感線の熱量と宝塚の様式美が融合したステージ『阿修羅城の瞳(星組)』。
極美慎さんのバウ主演作、繊細な万葉の世界観と若き才能の煌めきに脱帽『にぎたつの海に月出づ(星組)』
芹香斗亜さんのコメディセンスが光る、幸福感に満ちた極上のエンタメ作、『Razzle Dazzle(宙組)』。
【ショー部門】
宝塚の品格と多幸感を再認識した『愛,Love Revue!(花組)』
どのシーンも見応えあり、とくに鳳月杏さんの熱唱に心揺さぶられた『PHOENIX RISING(月組)』
星組の熱い「継承」を感じた感動作、『エスペラント!(星組)』
【番外編】
宝塚ファンとして感慨深い10年ぶりの武道館コンサート、礼真琴 武道館コンサート 『ANTHEM』
2026年の宝塚歌劇について
112年目に突入する宝塚歌劇、2026年はどんな一年になるんでしょうね。
95期の黄金期もピークを過ぎ、それぞれ同期トップを支える2番手、水美舞斗さん&瀬央ゆりあさんの去就が気になるところ。
一方、花組の聖乃あすかさんと異動した極美慎さんの「2枚看板」の行方、月組のニコイチ・礼華はるさん&彩海せらさんらの動向が、2026年人事最大の焦点。
また、爆速昇進の華世京さん、いよいよ本格的に上げにかかった稀惺かずとさん、すでに新公2回経験済みの劇団期待の雅耀さんら、120周年を意識した人事が本格化しそう。
演目的には、日本初演30周年の『エリザベート』上演の可否でしょうか。
2025年を振り返り、感謝を込めて
本年もこのブログを訪れてくださり、誠にありがとうございました。
来年も愛と冷静な視点を大切に、作品を愛で、すべてのタカラジェンヌを応援し続けたいと思います。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください!