永久輝せあの本音に涙した話し

永久輝せあさんが表紙を飾ったAERA、もう読まれましたか?

宝塚とは久しぶりとなる蜷川実花さんによるフォト&永久輝さんのインタビューともに充実の内容。

ファンとしては胸が熱くなることの連続でした。

永久輝せあ・新公4回の御曹司教育

今回の特集を読んで一番の驚きは、これまで以外にも大きく捉えられてこなかった『首席入学』という事実。

だってそのタイトルより断然大きい『新公4回』のインパクト!

新公時代から「何でもできる優秀な下級生」という印象で、誰もが彼女を未来のトップ候補だと認識していたと思います。

しかし、その裏側にあったのは、劇団からの絶大な期待と、それに比例する凄まじいプレッシャー。そして、今では信じられない「歌への苦手意識」と戦い続けた日々だったのですね。

そんな永久輝さんが影響を受けた上級生が、早霧せいなさんで、彼女から学んだのが「がむしゃらな美学」。

『Dramatic “S”!』の103期生の初舞台ラインダンスの導入として、たった一人で銀橋でソロを歌う大役。

あの広い大劇場を一人で埋めるプレッシャーを跳ね返すために、死に物狂いでお稽古に励んだのだとか。

「お稽古場では弱いところも隠さず出して、がむしゃらに走っていらっしゃる。そこが格好よくて、美しいと思っていました」

この、自分をさらけ出して役に向き合う「早霧さんスピリッツ」こそが、今の永久輝さんの根底にあるんですね。

だからこそ、GOETHEの稽古場でも「みんなに情けない姿を見せてしまった」とご本人はおっしゃいますが、良い舞台を作り上げるための努力を惜しまない姿を皆に示す、ステキなトップさんになられたんだなと涙がでました。

雪組から花組へ


インタビューでは、雪組から花組への組替えについても触れられていました。

雪組では、ストイックにコツコツとお稽古を積み上げる文化を、花組では、稽古場から「男役をやってなんぼ!」という発信型の文化を。

かつて彩風咲奈さんが「花組を観に行ったら、自分より下級生の柚香光さんや水美舞斗さんがウインクしまくっていて驚いた」と語っていたエピソードを思い出しますが、まさにその「花男」の洗礼を受け、自分から発信する意識を強めたことが、今の華やかな押し出しの良さに繋がっているのでしょうね。

そして、本人が公に言葉にすることはありませんが、これから!と言うときに水美舞斗さんとのダブル羽根問題や、ファンクラブがゴタついた時期もありましたね。

トップスターの挑戦

晴れてトップスターに就任したものの、自身のお披露目と専科スターの退団公演が重なるという、計り知れない重圧を背負っていた永久輝さん。

新人公演の4回もの主演、VISAの看板、そして首席入学……。華やかな経歴に甘んじることなく、「これ以上できないというくらい努力した上で、自分を信じるしかない」と言い切るその姿。

歴代のスター、特に明日海りおさんのような「宝塚の男役としてのパーフェクト感」を感じさせるのは、このストイックな精神性ゆえかもしれません。

だけど私が永久輝さんの何が好きかって、「どんな時も明るいところ」です。周りが心配するような状況でも不思議と悲壮感がないんですよね。まさに『生まれながらの夢売人』。

『悪魔城ドラキュラ』を成功に導き、『GOETHE』日本初演の主役として名を残し、ついに次回は待望の和物!

『蒼月抄』で魅せる新たな「憂愁の貴公子」に期待高まります。

そして何より、舞台人としてもトップスターとしても毎公演の進化が凄まじい永久輝さんを、今後も応援し続けたいと思います。

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