桜木みなとさん東上公演
宙組「カルト・ワイン」
ぶじに初日の幕が上がりました。
気になる初日の感想やハプニング、
桜木さんのご挨拶などまとめました。
一部ネタバレありですので読み進めご留意ください。
「カルト・ワイン」初日感想
「カルト・ワイン」簡単あらすじ
貧民街で生まれ育ったシエロ（桜木）はギャングとして生きていたが、ボスの命令に背き追われる立場に。
なんとかニューヨークに逃れたシエロは、親友フリオ（瑠風）の忠告も聞かず、また悪に手を染めようとしていた。
全体感想
ワルだけど根っからの悪人ではないシエロ（桜木）。
親友としてシエロを悪の道から救いたいフリオ（瑠風）。
生き方も考え方も正反対ですが、
互いを信頼しあっている二人の友情がステキです。
ストーリーはこの二人を軸に展開。
貧しさ、ワイン偽造、利用する人、される人。
『価値』は誰が決めるものなのか。
あらすじを読むと暗そうに思えますが、笑えるシーンも多くあり陽気で軽快。
何よりストーリーがさくさく進むので、中だるみすることなくラストまであっと言う間です。
最後にオチまであり存分に楽しめます。
壁一面にワインが並べられたセットがオシャレ。
主題歌もクセになりますし、コーラスが多めなのも嬉しい。
ちょっぴり残念だったのは、
恋愛要素が少ないことと、
娘役さんの出番が少なかったことかな。
あと思ったよりフィナーレが短かかったです。
初日ならでは？のハプニングもありました。
ワインの看板が裏向きに掲げられていたり、
えっ、ここで？というシーンで
天井から紙吹雪がパラパラ～。
これが正解だったらスミマセン。
明日観劇される方、ご確認お願いいたします。
フィナーレは昭和テイスト。
桜木さんは羽根飾りつきの衣装でバブリーなロックスター。
「よせよ、よせよ、悪酔いするよ」
「酒場でDABADA」
歌詞に笑ってしまいました。
桜木みなと・シエロ、カミロ
シエロはダメ男なんだけど味覚の鋭さと話術は天才的！
悪事を働くときの悪い顔に渋みと色気が出て、
もうずんちゃんとは呼べない。
どんなに悪くても憎めないキュートな笑顔。
ナチョス作ってるバイト姿は必見です。
カッコよく、可愛く、面白く、幼く
チンピラ服からスーツまで、着替えが多いのも嬉しいポイント。
とくに白スーツは神々しいくらいカッコ良かったです。
桜木さんの魅力をこれでもかと詰め込んだ作品ゆえ、心配になるほど出ずっぱりで歌も多い。
１２２７９５
桜木さんが着る囚人服の番号にニヤリ。
誕生日＋期ですね。
先生や衣装部さんの愛を感じました。
どの桜木さんもステキだっただけに、
特定の女性と深い関係にならないのはもったいない～。（次回作は濃厚ラブ希望）
瑠風輝・フリオ
浅黒いメイクも似合っていて、エプロン姿もカッコいい。
つねに正しくあろうとするフリオの清潔感が、むせるように熱い作品に清涼感を与えています。
真面目でカタブツ。
だけど優しくて親友想いのパーフェクト男子。
アマンダ（春乃）への一途な想いにトキメキます。
この公演で瑠風さんファン激増の予感！
歌もダンスも演技も、すべてがそつなく上手いですね。
ちなみに、
・妹に膝枕する瑠風さん
・酔っぱらって春乃さんに絡む瑠風さん
・フィナーレで娘役に囲まれる瑠風さん
お見逃しなく。
その他キャスト
留依蒔世・チャボ
濃厚な色気を放つイケオジ。
髭もスーツもよく似合っていました。
悪のボスとしての貫禄がすごかったです。
歌は言うまでもなく最高だし、まくし立てるような長セリフは圧巻！
風色日向・オークショニア
ストーリーテラーとして、一幕も二幕も風色さんで始まります。
初日は自分のアドリブに自分で笑ってて可愛かったです。
二幕はこれからどんどんアドリブが増え、盛り上がりそう。
春乃さくら・アマンダ
初スチールおめでとうございます。
芝居上手で声がいい。
桜木さんとも瑠風さんとも相性がよく、ヒロインが似合う人。（だからこそもっとガッツリ絡んでほしかった）
恋のゆくえはフィナーレを見てのお楽しみ。
桜木みなと ご挨拶
桜木さんご挨拶（ニュアンス抜粋）
「皆さま、カルトワインのお味はいかがでしたでしょうか？（客席拍手）ありがとうございます。皆さま酔いが回っていらっしゃるかと思いますので、千鳥足にはお気をつけてお帰りください。笑」
幕が降りる間際、桜木さんの投げキッスにどきっ！！
「カルト・ワイン」は、価値を決めるのは誰？というテーマがありながら、重苦しくなく、
誰もが楽しめる良作。
桜木さん率いる宙組のパワフルな舞台、
風色さんのアドリブもありますし
これからどんどん盛り上がっていきそうです。