柚香さんトップ就任3周年
おめでとうございます。
トップとしても男役としても充実期にさしかかり、ますます輝きを増す柚香さんについて記したいと思います。
トップ3周年・柚香光に思うこと
28代目花組トップスター
思い返せば3年前…
2019年・11月24日東京千秋楽
明日海さんのとなりで
花組ポーズの説明にアタフタしていた可愛い柚香さんが
翌日、11月25日
花組28代目トップスターに就任。
あれからもう3年が経つのですね。
柚香さんは、言わずと知れた花組御曹司。
研11という若さでトップに上り詰めた順風満帆スターというイメージがあります。
事実、下級生の時から抜擢され、2014年に新公初主演(研6)を果たすとその後はトップ街道まっしぐら!
2014年・新公初主演
2014年・バウ初主演
2015年・3番手
2017年・初東上
2018年・2番手
2019年・トップ就任
春野寿美礼さん以来の生え抜き。
そして礼真琴さんにつづく95期2人目のトップ誕生ということもあり
就任が発表された日はお祭り騒ぎでしたね。
闘いのトップ人生
プレお披露目の『DANCE OLYMPIA』では、多彩なダンスを披露し、周囲の期待通り『ダンスの花組』にふさわしいトップであることを見せつけました。
そして「さぁ、これから大劇場お披露目!」というときに始まったコロナ禍。
『はいからさんが通る』は半年にわたって公演延期や中止に見舞われ、2作目の『アウグストゥス』も途中から中止になってしまいました。
トップ就任から現在まで柚香さんのトップ人生はコロナとの闘いでもあります。
華さん、瀬戸さん、冴月さんを前代未聞の無観客配信であたたかく送りだし、
度重なる新人公演中止による下級生へのフォロー。
公演が実施されるかどうか分からない状況でもお稽古場で組子たちを導き続けます。
演出の中村先生は
「柚香は誰よりも出番が多くしんどいはずなのに、稽古が終わっても下級生にアドバイスを続けていて感心した」とお話しされました。
柚香さんは「ひとりひとりの責任感を芽生えさせていくのが大きな課題」と、組の未来を見通して下級生にアドバイスをされていたようです。
このときのアドバイスが
現在の組子の活躍や組の充実につながっているのですね。
どんな状況でもトップスターとしてつねに最善をつくす柚香さん。
いつごろからでしょうか
初日や千秋楽で花組ポーズをやることに慎重になったのは。
それだけ完走への思いが強いということですね。胸がつまります。
3年の間に大きな人事もありました。
相手役・華さんの退団。
下級生の時から慕っていた高翔さん(前組長)の専科移動。
宙組から美風さん(現組長)が組替え。
そして星風さんを相手役に迎え第2章がスタート。
星風まどかを迎えて
宙組で人気だった『まかまどコンビ』を引き離す形で行われた、星風さんのスライド人事。
劇団も酷なことをするな~と思いましたが、なんとなんと…
柚香さんと星風さんの相性の良さにビックリ!(真風さんと潤花さんも)
現代的でスタイリッシュなのに
往年のファンにも受け入れられるクラシカルな美しさも兼ね備えたお二人。
先行画像やポスターが出ただけで毎回話題になるのはスゴイですし、
ビジュアルの良さもさることながら芝居の相性がすこぶる良い。
『哀しみのコルドバ』の悲恋物から『TOP HAT』のコメディまで何でもござれ!
どんな時も感情表現が細やかで
相手への愛があふれるあたたかいお芝居に魅了されます。
柚香さんが人気なのも『まかまど』が人気なのも納得です。
そして同期の水美さんとの関係も美しいなと思います。
これからの柚香光
7作以上の任期が確実になった柚香さん。
ひたすらカッコいい舞台姿、
つねに周囲に気を配る優しいお人柄にファンは増えるばかり。
『宝塚を愛する皆さまが宝塚を愛せる状況でありますように』
柚香さんの言葉に感動した方も多いのではないでしょうか。(わたしは泣きました)
しかし繊細で優しい人だからこそ、いろんな問題に心痛めることもあるかと思います。
これからは柚香さんが
心穏やかに舞台に集中できる環境でありますように。
そして柚香さんの『いつか花組みんな(はいからさんの時に退団した方も含めて)で旅行に行きたい』という願いが叶う日がくるといいですね。
これからも柚香さんと、柚香さん率いる花組を応援したいと思います。
(欲を言えば、完全あて書きの作品や海外大作を花組にも!)