2023年の星組別箱
礼さんと舞空さんが離されると
「えっ?舞空さんはどこかにスライド?」とザワザワ。
『ことなこ』ファンは不安で仕方がなかったと思います。
しかし、いざ、振り分けが発表されると…
以下、舞空さんの任期や星組の娘役について個人的に思うことを記します。
舞空瞳が長期だとしたら星娘の未来は?
舞空瞳の任期について
礼さんチーム『赤と黒』には
有沙さん、小桜さん、瑠璃さん、詩さんら歌ウマが当てられ
凪七さんチーム『バレンシアの熱い花』には
娘役2番ポジションに
水乃さんか、綾音さんか、という振り分け。
特別だれかを推すワケではなさそうなので、次期トップ娘役の育成は急務ではなさそうです。
ということは、当初の予想どおり舞空さんは長期なのかなと。
長期といっても、舞空さんはすでにトップ4年目(中期)に突入。
『ディミトリ』では『モンテクリスト伯』につづき、愛情深い母親を感動的演じ、大人の女性の役が似合うようになりました。
コンビとしても成熟してきた礼さんと舞空さんが、真ん中でレベルの高い舞台を見せてくれるので、星組の舞台は見応えがあります。
そして順調に若手が育ち
極美さん、碧海さん、天飛さん、大希さん、稀惺さんら、一人ひとりの存在感が大きくなっています。
【余談】
天華さんのバウは105期の大希さんと稀惺さんの育成強化の公演になりそうですね。
そんな何もかもうまく回っている星組ですが、気がかりなことが2つ。
娘役の停滞
瀬央さんと暁さんの羽根問題と
娘役の停滞感。
すっかり星娘が板についていますが
実は組替え経験者で
いまや最強の娘役ポジション有沙さん(98期)
そして音波みのりさんの後を継ぐ
別格にもヒロインにもなれる小桜さん(99期)。
お二人が出れば舞台がしまりますし、安心感もあります。
そしてその下には
新公ヒロイン経験者の
水乃さん(102期)、瑠璃さん(103期)、詩さん(105期)ら実力のある人が続きます。
詩ちづるについて
月組から組替えしてきた詩さんは
スター揃いの105期。
阪急ポスターモデルを務めるほどの期待の星です。
詩さんの組替えが発表されたとき
『もしかして礼さんの2人目の相手役?』なんて声も聞かれました。
現在大劇場公演中の『ジャガービート』では、礼さんと組んでセンターで踊るなど、推されていることは確かです。
来年か再来年あたり、暁さん東上公演のヒロインとして名が上がるのではないかと。
そうやってトップ娘役へのカードを揃えていった先に、詩さんにはどんな未来が待っているのか。
舞空さんが長期だとしても
添い遂げだとは限りません。
舞空さんがひと足はやく退団するとなると、詩さんが礼さんの2人目の相手役になる可能性はあるでしょう。
礼さんと舞空さんが同時退団だとすると、詩さんは次期トップ(暁さん?)の相手役かもしれませんね。
ですが、娘役がトップになれるかどうかは、実力もさることながら運も大きい。
詩さんは順調に星組でトップ娘役になれるのか、それとも別格娘役を引き継ぐのか、はたまた再組替えで他組でトップになるのか。
星娘たちの未来
有沙さんのときにも思いましたが
星組は組替えしてきた娘役をわかりやすく路線あつかいせず、公演ごとに上手く使い分けている状態です。
果たして、有沙さんや小桜さんら
別格上級生がどのような方向にむかうのか
水乃さん、瑠璃さん、詩さんら
若手にどんな未来が待っているのか、
その鍵をにぎるのが舞空さんの任期なのは間違いありません。
劇団の未来図がわかるのは、まだ少し先になりそうです。
ただでさえ在団年数が短く、運や人事に振り回される娘役さんたち。
トップであれ、上級生であれ、下級生であれ、心配事なく幸せな気持ちで舞台に立ってほしいと願うばかりです。