そりゃあないよ!雪組「愛の不時着」千秋楽に思う

2024年作品ランキング発表の途中ではありますが、雪組『愛の不時着』千秋楽公演の配信を観ましたので、そちらの感想を先に綴りたいと思います。

雪組『愛の不時着』千秋楽感想

朝美絢・プレお披露目完走おめでとう

宝塚版の『愛の不時着』は、長編ドラマの舞台化にあたり、ただでさえ時間が足りないのにフィナーレまで入れたもんだから、さぁ大変!

『ファンが見たいベストシーン15選』をつなぎ合わせたような流れに、原作を知らない人が置いてけぼりになっていないか心配になりました。

が、不思議と物足りなさを感じなかったのは、『こんな朝美絢が見たかった!』がいっぱい詰まっていたからだと思います。
家柄の良いお坊ちゃんで、無骨な軍人で、ツンデレで、お茶目で、とびっきり優しいイケメン男子の朝美さん、最高でした。

お披露目にして海外ドラマの舞台化というプレッシャーと戦いながら、並々ならぬ覚悟で舞台を作り上げてきた朝美さん。

本編が終わってもなかなか作品の世界から抜け出せず、ご挨拶が始まってもほわ~っとしていましたね。

「もう今日が千秋楽だなんて。。(沈黙。。)わたしは何でご挨拶しているのでしょう。分からなくなってしまいました」と。

そしてここからどんどん発言が面白くなっていき、「キムチには100以上もの種類があって、私たちも一人ひとりが違うキムチなんです!皆さんもそれぞれ立派なキムチになってください!」には大笑い。

朝美さんをニコニコ見守る瀬央さんや、目を見開いて驚きを表す夢白あやさんがバッチリ映っていて、雰囲気の良さが伝わってきました。

【余談】そういえば組長も朝美さんも瀬央さんの組替えについて普及しませんでしたね。明日(12月29日)から雪組生となる瀬央さん、ますますの活躍を楽しみにしています。

配信カット!そりゃあないよ

そしてスタオベで立ち上がった観客に対して「帰り支度ですか?いえ、冗談、照れ隠しです」と言った朝美さんの可愛いこと。

ラストは朝美さんの号令のもと、全員で「たこ焼き」と同じ発音で「カチカジャ!(一緒に行こう)」を唱和して幕が降りました。

そして客席アナウンスが流れて配信は終了しましたが、なんとそのあと朝美さんが緞帳前に出てこられたのだとか!

えーーっ!そりゃあないよ~。

タカニューで緞帳前のご挨拶がカットされるのことはよくありますが、生配信を切るなんて。。

救いは会場にいた人のレポです。

朝美さんの「ネコカジャーッ!」で盛り上がったそう。

「ネコカジャ」とは「俺のものになれ!」という意味で、組長がこれを言って来いとアドバイスしてくださったのだとか。

「おまえにマジ!」につづいて生まれた究極のキメ台詞。意味を知ってから改めて聞くと「ギャーッ!!(赤面)」ですね。

楽しいレポに顔がほころんだけれど、リアルタイムで見たかったな~。(しつこくてすみません)今回ばかりは必ず緞帳前トークをタカニューで放送してほしい。

【余談】いま思えば4回目の「もう最後です。いや最後じゃないかも知れないけど」が伏線だったのですね。納得。

これで年内の雪組公演はすべて終了となりました。

1月の『フォルモサ』、3月から始まる朝美さんの大劇場お披露目『ロビン』。

2025年も雪組の舞台を楽しみにしています。

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