愛宝会(社会的地位のある男性ファンによる後援会)から その年活躍したジェンヌに贈られる4つの賞。
令和6年度の受賞者がミュージカル誌7・8月号に掲載されました。
愛宝会の賞
400人の中からたったの4人
約400人いるタカラジェンヌの中で選ばれるのはたったの4人。
【令和6年度 受賞者】
すみれ賞(新進娘役) 星沢ありさ
野菊賞(演技) 輝月ゆうま
さくら賞(ダンス) 永久輝せあ
鈴蘭賞(歌唱) 朝美絢
研3までの娘役に贈られるすみれ賞を手にしたのは星沢ありささん(108期)。
華世京さん主演のバウ『ステップ・バイ・ミー』では破線上ではないものの、ヒロインに抜擢!
過去には星風まどかさんや舞空瞳さんら そうそうたる娘役が受賞している賞ですので、これからの活躍が楽しみです。
永久輝せあさん(97期)は、ダンスが評価されてのさくら賞。
現在公演中の『愛,Love Revue!』でもクラシカルでありながら洗練されたみごとなダンスで我々を魅力しています。
公演中の受賞発表ということもあり、みんなにお祝いされているかもしれませんね。
その演技力が評価され『野菊賞』を受賞したのは輝月ゆうまさん。
専科に来てからの活躍は目覚ましく、ひっぱりだこ。
作品を底上げしてくれる頼もしい存在として、また、少しづつ人数が減っていく95期の希望として、末永く在団してくれることを願うばかり。
朝美絢の快進撃がとまらない
そしてトップスター就任1年目の朝美絢さん(95期)が、栄えある『鈴蘭賞』を受賞。
なにかと美貌に注目があつまり、美ビジュアルのイメージが先行する朝美さんですが、ファンなら誰しもが知っている努力に裏打ちされた実力。
望海風斗さんとの対談で「望海さんの歌を聞いてから私も歌を頑張らないとダメだと思った」と奮起したのは有名な話し。
覚悟とはすごいもので、その後の朝美さんの歌は公演ごとに豊かさと表現力を増していったように思います。
そして今では朝美さんの歌の魅力はみんなが知るところではありますが、こういう目に見えるカタチで評価されるのは喜びもひとしおでしょう。
本当に良かったですね。
つぎは待望の海外ミュージカルということで、『パリのアメリカ人』でどんなステキな歌声を聞かせてくれるのか、楽しみでなりません。
つづく本公演は『美しすぎた男』ですし、演目にも恵まれ快進撃がとまらない!
最近のミュージカル界は、宝塚も東宝もチケット代の値上げという暗いニュースでもちきりでしたが、久しぶりにめでたい話題に心が踊りました。やっぱり明るい話題は良いですね。
あらためましてこのたび愛宝会賞を受賞された方々、おめでとうございます。
ますますのご活躍を願っております。