関西のあちこちで見かける阪急トラピックスの広告やパンフレット。
イメージガールを務める宙組トップさんの画像が消えたり現れたり、消えたり現れたり…
それが最近はずっと消えていたので覚悟は出来ていたのかもしれません。
本日の発表を粛々と受け止めることができました。
宙組「パガド/Sky Fantasy!」全公演中止発表
芹香斗亜と春乃さくら・お披露目公演は存在した
宙組 東京宝塚劇場公演
『パガド/Sky Fantasy!』
11月25日(土)初日 ~12月24日(日)千秋楽 までの全公演を中止
宙組大劇場公演の初日を観た生き証人として申し上げますと、
芹香斗亜さんと春乃さくらさんのお披露目公演はたしかに存在しました。
桜木みなとさんの2番手羽根に沸き、みんなの気持ちがひとつに繋がったと思えた公演でした。
しかしその公演が亡くなられた生徒さんの最後の舞台だったのかと思うと 胸が締めつけられますし、
だれかの犠牲の上に成り立っていた舞台を喜んで見ていたことへの後ろめたさは消えません。
公演は中止になったけれど
それにしても なぜ予定よりも3日も前倒しで中止が発表されたのでしょうか。
世論を顧みての判断なのか、本社の決定なのか、政治的な圧力なのか…
よほど何か大きなチカラが働いたのかもしれませんね。
いずれにせよ、ご遺族との交渉が決裂している状況で強引に幕を開けることも、生徒を矢面に立たせるということも回避できて安堵しました。
しかし、過重労働やパワハラにおいては和解に3年かかった事例もあるそうなので、
劇団とご遺族の交渉がここまでこじれてしまった以上、解決には相当な時間がかかることになるかもしれません
つくづく劇団の初期対応の悪さと、誠意が感じられない会見が悔やまれます。
天彩峰里&きよら羽龍・組替え中止!
もうひとつのニュースは天彩峰里さんときよら羽龍さんの組替え中止です。
おふたりとも次期トップ娘役の可能性を秘めての組替えだっただけに、残念に思う人もいるかもしれません。
ただ個人的には、この状況の中で宙組から出ることも 宙組に入ることも 最善とは思えないので、
組替えが中止されて良かったと思います。
劇団が前言撤回した例は非常に珍しいので、その点は評価したいと思いますが、
いかんせん中止の理由が意味不明。
『宙組東京宝塚劇場公演中止にともない組替えを中止いたします。』って、どんな理屈なの?
宙組公演中止が他組に与える影響
宙組公演が中止になった余波は他組にも広がると思います。
適切な人事異動はパワハラを防ぐ効果があるとして、組替えの必要性が唱えられていますが、
宙組の公演が再開するまでは組替えは行われないでしょう。
そうなると、ただでさえ万博アンバサダー(それに近い学年)を動かせずに停滞している人事が ますます硬直することに。
もちろん宙組以外で組替えを行うことは可能ですが、そうするとまた宙組が孤立して組内が煮詰まってしまい、八方塞がり。
しかし本日の劇団の勢いはこれまでとは何かが違うような気がします。
何かの前触れでしょうか。
そう感じる人が多いのか、『宙組解体説』が再浮上。
解体して4組にするのか、解体したうえで新しい組をつくって5組を維持するのか。
言うのは簡単ですが、解体するにしろ組を存続させるにしろ、
400人の人事に関わってくることですので、慎重に事が進められることを願っています。
次に劇団がどんな発表をするのか戦々恐々。身構えてしまいます。
いま宙組の生徒さんはどんな気持ちでいるんでしょうね。
舞台に立てる心境ではない人はケアしてほしいですし、舞台に立ちたい人は気の毒でなりません。
すべての生徒さんが心穏やかに過ごせる日が一日もはやくくることを願っています。