待望の星組『anan』が発売された本日。
残念ながら、星組大劇場公演『1789‐バスティーユの恋人たち‐』の中止期間が15日まで延長されることが決定しました。
星組公演中止期間延長について
「星組 『1789 -バスティーユの恋人たち-』は、出演者の体調不良が判明し、公演実施が困難なため、引き続き6月15日(木)までの公演を中止させていただきます」
約半分にあたる20公演が中止になってしまいました。
これに伴い、セディナやeプラスなどの貸し切り公演も中止。
14日に大劇場で行われる『宝くじ抽選会』は無観客で行うと事務局よりメールがありました。
う~ん、こんなに中止期間が長引くなんて…
考えれば考えるほど初日の上演は何だったのかと疑問が残りますね↓
どうなる新人公演!
気がかりなのは、6月22日に予定されている新人公演が上演できるのかということ。
体調不良の原因がなにかは分かりませんが、全員自宅待機となると新人公演のお稽古どころではありません。
たとえ元気な人だけ自主稽古ができたとしても、『1789』は大勢でのダンスシーンも多く、集団の力が問われる作品です。
しかも2時間超えの内容を1時間30~40分に短縮するために場面のカットも多く、
大掛かりなセットを使った演出上、安全を確保するために入念な舞台稽古が必要でしょう。
日程を遅らせるなどして、なんとか上演できたらいいのですが。
星組版「anan」発売
ananに礼真琴、瀬央ゆりあ、暁千星が登場
これまで4組にわたり発売されてきた『anan』宝塚スペシャルエディション。
ついに星組の登場です。
礼さんは星組カラーのブルーのスーツを着崩した色気のあるショット。
瀬央さんは目が覚めるレッドのスーツに身をつつみ、エメラルドブルーのジャケットを羽織るビビットなスタイル。
暁さんは濃いブルーに葉柄の模様が印象的なスタイリッシュなコーデ。
3人ともカッコいいのはもちろん、「舞台でこんな表情見たことない」というアンニュイな写真も掲載されていて眼福です。
礼真琴の原動力
礼「舞台に立つ原動力になっているのがお客様の存在です。どれだけ舞台が止まっても幕が開ければ観に来てくださる。当たり前ではないのに当たり前のように待っていてくださるというのは本当にありがたい」
トップに就任して「これから!」というときにコロナ禍に突入し、あらためて公演ができるありがたみを感じた礼さんは、
「待っていてくださる人のためにも、喜びと感謝をかみしめて1回1回の公演を命がけでやらなくては」と覚悟を決めたのだとか。
『1789』の初日も命がけで挑まれたのだと思うと胸がつまります。
ananのインタビューがいつ行われたかは分かりませんが(おそらくディミトリの頃)、
まさかそのときには雑誌の発売日に公演中止の延長が発表されることになるなんて想像もしていなかったでしょう。
3人は『1789』への熱い思いを語っています。
とくに印象的だったのが初演でフェルゼンを演じ、再演でデムーランを演じる暁さんの力づよい言葉です。
暁「初演当時、自分があまりにもできなかったので、いまだに映像を見返すことができない。でも今なら作品の深い部分が掘り下げられる」
初日を観ましたが、暁さんは、貧困にあえぐ者の気持ちを理解しようとする優しさと、命をかけて革命に挑む強さをもつデムーランをとても魅力的に演じていました。
編集者による星組の紹介文にもあるように、『5組の中でもとくにパワフルな組として知られるのが星組』。
今はとにかく星組のみなさんにはゆっくり心身を休めていただいて、
また『星組らしい とてつもなく熱い舞台』を見せてくれると信じて公演再開を待ちたいと思います。