紫陽花が満開の花の道をとおり、宙組特別公演『ル・グラン・エスカリエ』観劇してきました。
2日目の観劇したときは、舞台にも客席にも緊張感が漂っていましたが↓
生徒さんたちの笑顔の引きつりも緩和されましたし、客席の拍手や手拍子のタイミングも合ってきて、ずいぶん落ち着いて見られるようになりました。
と安心していたら、ソワレで…
風色日向の覚悟・ヒロインは山吹ひばり
宙組特別公演・客席から悲鳴??
ショーの中盤、銀橋に宙組生がズラリと並ぶと、客席から「ギャーーッ!!」と、声援とも悲鳴とも分からない声があがってビックリ!
9ヶ月ぶりの公演再開ということで、観劇中に興奮して大声を出してしまったんでしょうか。
某OG公演のように客が舞台に上がってこないよう、客席降り用の階段が2段目から板で覆われるなど、安全対策がなされていましたが、
どんなに劇場スタッフが目を光らせていても、突然の観客の声出しは防ぎようがありませんね。
さて、本日で6日目を迎えた宙組特別公演。
昨日は休演日だったにも関わらず、声がかすれたり、足元がおぼつかなかったり、ちょっぴりお疲れ気味な人も。
通常よりも長い80分のショーは、我々が想像する以上に体力的にキツいのかもしれませんね。
そんな中、疲れをもろともせずパワー全開に歌い踊り、ひときわ目立っていたのが風色日向さんでした。
バウのリベンジが決まり、モチベーションも意識もグンとアップ!
絶対にチャンスをものにするという覚悟が全身から伝わってきましたし、
セリ下がりのソロ(『エルアモール』)の伸びやかな声も、ちょっとしたダンスの振りを誰よりもビシビシ決めて気持ち良かったです。
『わたしのあおぞら』ヒロインは山吹ひばり
『わたしのあおぞら』一部配役が発表されました。
『わたしのあおぞら』配役
天地楽・風色日向
園田弥生・山吹ひばり
ライアン藤川・亜音有星
山吹さん、ヒロインおめでとうございます。
スター揃いの105期娘役のなかで、一番最初に新人公演ヒロインを果たし、
鷹翔千空さん主演『夢現の先に』でバウヒロイン、瑠風輝さん主演『大逆転裁判』で東上ヒロインと、順調に路線街道を歩んできた山吹さん。
ここでダメ押しのヒロインが回ってきたということは、いよいよトップが近い?って、喜ぶのはまだ早いのでしょうか。(もう研6ですよ)
銀橋でスポットライトを浴びた彼女を見て、ますますキレイになったなと思いましたし、可愛いだけじゃなくて貫禄もついてきて頼もしいなと。
路線スターの宿命
そして2番手役も予想どおり、亜音さんでしたね。
長期休養→公演中止期間を経て、『ル・グラン・エスカリエ』で復帰を果たした亜音さん。
亡くなられた生徒さんと同期ということで、いまも心の中に抱えているであろう辛さや悲しみの深さは計り知れません。
彼女が笑顔で舞台に立っているだけで胸がいっぱいになります。
だけど否が応でも前に進んでいくのが宝塚歌劇団。
劇団に目をかけられ、将来を期待されたスターが復帰するということは、
これからまた路線のレールに乗って走りつづける日々が始まるということ。
『夢現の先に』につづき、『わたしのあおぞら』で2回目のバウ2番手を果たした先には…
当然、次はバウ初主演へと駒を進めるのでしょう。
おそらく本人もその覚悟で帰ってきたと思いますので、今後も引きつづき応援したいと思います。