星組大劇場公演『1789』一部配役が発表されました。
ロナン・礼真琴
オランプ・舞空瞳
有沙瞳のこれからについて思うこと
有沙瞳はマリーアントワネットなのか
こんなにトップ娘役の役に注目があつまる演目も珍しいですね。
次回別箱で離ればなれになる礼さんと舞空さんが『1789』で再びカップルに戻ってめでたしめでたし。笑
舞空さんが礼さんと恋に落ちるオランプに決定して、胸を撫で下ろしている方も多いのではないでしょうか。
アントワネットは、このまま小池先生によるビックリ配役（たとえば男役を当てるとか）がなければ有沙さんの可能性が高い。
アントワネットは初演時にトップ（愛希）に当てた大役ですし、
『赤と黒』でヒロイン格のレナール夫人と、有沙さんの破格の扱いが続きます。
破格の扱いに警戒
しかし破格の扱いを手放しに喜んでいいのかはまだ分かりません。
この配役が意味するところは、卒業か、専科か、組替えか…それとも。。
有沙さんはパワフルな歌唱力と
柔軟な芝居で舞台の格を上げる素晴らしい娘役さんです。
こんなにたくさんの路線男役の相手を務めた人も珍しい！というくらいヒロイン経験が豊富なのもスゴイ。
『銀二貫』月城かなと
『阿弖流為』礼真琴
『ドクトル・ジバゴ』轟悠
『龍の宮物語』瀬央ゆりあ
『マノン』愛月ひかる
池田泉州銀行のモデルで知名度も高く、いつトップになっても不思議ではないのですが…
トップか卒業か専科か
オランプが舞空さんに決定したということは、礼さんとほかの娘役の相性を急いで図る必要がないということ。
つまり礼さんと舞空さんはまだしばらくコンビを続けると捉えられます。
と、舞空さんの配役発表を待つまでもなく、
もし有沙さんがトップになるなら宙組の芹香さんの相手役がラストチャンスかなと思っていました。しかし叶わず。
（【余談】月城さんの2人目ということも考えられますが、海乃さんの任期が読めないので現時点での可能性は低めですね）
有沙さんは宝塚の娘役の枠を越えた実力を持っていますので、ご本人が外部で活躍したいと望むなら応援します。
しかし、できることなら美穂さんに継ぐ最強の娘役専科として長く劇団に在籍していただきたいというのが本音です。
なので『1789』のマリーアントワネットは退団の餞別ではなく、専科行きの贐だったら良いのになと。
手広い下級生娘役の育成
ところで最近ひとりに絞らないヒロイン育成が続いているのはなぜなのでしょう。
われわれは宙組・春乃さんのトップ就任劇に『娘役人事は水物』を目の当たりにしたばかり。
トップ娘役に選ばれるには
男役トップとの相性や学年差、予定されている演目など、実力以外のことに影響されることが多いのは事実です。
それを『運』とひとことで片づけるのは酷ですが、実際そうですね。
それゆえある程度間口を広げて複数のトップ候補を同時育成していく方針なのかなと。
つまり最近の下級生娘役の抜擢具合を見ると、
暁さんの相手役や他組に嫁がせることも視野に入れ、トップ候補として多くの娘役にチャンスを与えているのだと思います。
詩さん（105期）、藍羽さん（107期）、綾音さん（104期）、乙葉さん（106期）らスター候補たちに注目です。
そしていつ何があってもおかしくない有沙さんや小桜さんらベテラン娘役さんの動きも目が離せません。
『1789』その他の配役発表が待たれます。
それにしても星組は男役だけでなく娘役も層が厚いですね。
舞空さんや有沙さんを筆頭に
つねに全力で熱い舞台を見せてくれる星娘たちをこれからも応援します。