彩風咲奈さんからバドンを受け継ぎ、
10月15日付けで雪組トップスターに就任した朝美絢さん。
すでに宝塚ホテルのパネルの入れ替えも済み、キャトルには朝美さんのコーナーが設置されているのだとか。
おめでとうございます。
トップスターになった朝美絢に思う
満を持してのトップ就任
スター揃いの95期のなかにおいてもひときわ目を引く美しいビジュアルで、下級生時代から目立つ存在だった朝美さん。
当時の月組は1期上の珠城りょうさんや3期下の暁千星さんの爆上げ中により、もどかしい思いをした時期もありましたが、なんのその。
雪組に来てから吹き始めた追い風!
バウ初主演を皮切りに、『ファントム』の役替りなど、つぎつぎに大きな役が回ってくるようになったころ、
音楽番組出演で『黒髪の人』としてバズったり、『なりたい顔ランキング』にインして話題になったりと、宝塚の外にまで朝美人気が広がっていきました。
【余談】宝塚を見たことがない友人でも朝美さんのことは知っていましたから、やっぱりテレビやSNSの影響ってすごいですね。
2番手時代は、金髪チャラ男のミックから男装のオスカルまで幅広い役をやり、充実した3年間だったと思います。
そして人気も実力も最高潮に達したいま、満を持してのトップ就任!!
彩風さんから「あーさが率いる雪組をよろしくお願いします」と言われ、
深々と頭を下げる姿に表れたのは、覚悟だけでなく律儀さと誠実さ。あらめてステキな人だなと。
劇団の広告塔として
その2日後にはトップ初仕事のために渡韓。
トークショーの内容は非公開ながら、流れてきた情報によると、朝美さんは既にオスカルの金髪ではなかったそう。
で、リ・ジョンヒョク仕様の黒髪キターーッ!
時間が無いなかでもちゃんと作品の役で仕事にあたる朝美さんのプロフェッショナルさに関心しつつ、
改革とは真逆の労働を強制する劇団、この期に及んでなにをやってるんだか。
朝美さんの影響力は絶大で、
彼女をきっかけに宝塚にハマる人が多いため、『入口ジェンヌ』とか『初恋ジェンヌ』とか呼ばれているですね。
もちろんそのまま本命を貫く人もたくさんいるわけで…
そんな朝美さんの魅力が低迷する劇団において起死回生の武器になることは確か。
広告塔として露出させたいのは山々ですが、まだまだ宝塚歌劇が日本のメディアに登場することは厳しく、
そのため、新規客獲得を狙って海外市場の開拓を視野に入れているのかなと。
今回の批判覚悟の韓国ツアーは海外公演実施のための準備かもしれませんね。
朝美絢トップ伝説
お仕事が終われば韓国でしばらくのんびり過ごしてほしいな~なんて思ったら甘かった!
『愛の不時着』の初日まで46日しかないのですね。なんとカツカツなスケジュール。
せめて帰国後は集合日までゆっくり休んでいただきたいです。
劇団よ、朝美さんを大切にしてくださいね。
韓国トークショーというビッグイベントから始まった『朝美絢トップ伝説』。
これからどんな作品に巡り合い、どんな役と出会い、どんな伝説が生まれるのか想像するだけで心が踊ります。
「(彩風さん談)頼もしい頼もしいあーさ」が率いる新生雪組を心から楽しみにしています。