星組東京公演『ディミトリ/JAGUAR BEAT』千秋楽。
さすが星組!お芝居もショーもとにかく熱い千秋楽でしたね。
退団者3名のラストを見届けると共に、綺城ひか理さんの星組ラストをしっかり目に焼き付けました。
綺城ひか理・星組ラストデー
綺城さんが2020年『眩耀の谷/Ray』から星組に合流して丸3年。
ベンヴォーリオ、ミゲル、オンブル…
様々な役をとおして舞台技術に磨きがかかり、いつしか星組をリードする大きな存在になりましたね。
綺城さんがいかに星組で愛されているか、千秋楽の下級生のアドリブや礼さんの言葉からも伝わってきてグッときました。
大千秋楽『JAGUAR BEAT』中詰め後…
碧海さんと天飛さんから「あかさ~ん!」の掛け声。
ラスト花道で「星組ありがとう!」と心のこもったアドリブで返す綺城さん。
じつはお芝居もショーも、ムラ(宝塚大劇場公演)では一切アドリブ無し。
ただ12月2日の礼さんのお誕生日のみアドリブが解禁され、たいへん盛り上がりました↓
東京でアドリブが解禁になった理由はナゾですが、綺城さんの「星組ありがとう!」が聞けて本当に良かったなと思いました。
綺城ひか理・組替えごあいさつ
うつくしい言葉でつむがれた
綺城さんの組替えごあいさつがとてもステキでした。
「星組の綺城ひか理でございます。3年前に飛び込んだ光り輝く夜空は礼真琴さんを筆頭に、個性を尊重し、ひとりでは気付けなかった輝き方を教えてくれた温かい場所でした。星組での経験を胸にもういちど花を咲かせたいと思います」
3年前、花組から離れるときのご挨拶も心に残っています。
「今日まで舞台上に咲く一輪の花を目指してきた私ですが、明日からはお花のような温かみを備え輝く星を目指して精進して参りたいと思います」
綺城さんって本当に聡明な方ですね。
礼真琴と綺城ひか理
礼真琴が綺城ひか理にかける言葉
カーテンコールで礼さんが綺城さんにあたたかい言葉をかけられました。(以下ニュアンスです)
「明日から花組生となる綺城とは(私の)お披露目公演からいっしょで。だから星組の宴会やうち上げに参加したことがなくて…。そういう機会がなかったことが本当に悔やまれます」
「最初は星組の勢いにドギマギしていたけれど、いまではみんなを率いてジョージアンダンスを踊り、組を引っ張ってくれる存在になりました。彼女はとても賢くて物事をいろんな角度から見ることができるので、礼真琴個人としても、この立場(トップ)としても綺城には何度も助けられました」
映像では礼さんの表情がアップで映らなかったのでハッキリとは分かりませんが、言葉がつまったのは涙ぐんでいたからでしょうか。
「明日からは花男となる綺城ひか理。我々も彼女のネクストステージを全力で見守っていきたいと思います。これからも花組の綺城ひか理をよろしくお願いいたします」
客席の大きな拍手にお辞儀で応える綺城さん。
次のカテコで礼さんが綺城さんにサプライズを仕掛けます。
幕が上がりスタオベの客席を見た礼さんが「宝塚ではできなかった星組パッション、元をとりたいと思います」と笑いを誘い、
礼真琴の粋なサプライズ
「本日の星組パッションの掛け声は、遥斗が、熱いぜ!瑛美花が、燃えろ!光莉が、進め!で…綺城が、星組ーっ!でおねがいします。笑」
綺城さんはとつぜん自分の名前を呼ばれて驚いていましたが
気合の入ったイケボイスで「ほぉしぐみぃーーー!」とバッチリ決め、星組パッション大成功!
礼さんの粋なサプライズに涙がでました。なんてステキなトップさんなんでしょう。
とっても良い千秋楽でした。
綺城さんの花組生としてのこれからも、退団者の明日からの人生も、幸せなものでありますように。
そして星組さんの次の公演は3チームに分かれる別箱ですね。それぞれ楽しみにしています。