宙組お茶会と劇団&ファンクラブの関係に思う

来月に控えた株主総会を前に、
『宝塚歌劇団の改革に向けた取組の進捗状況について』という文章が劇団HPに掲載されました。

改革取り組みについて

4月から導入されたという楽屋口のセキュリティゲート。

ジェンヌさんの入り出の写真で見ましたが、たしかに電車の自動改札のようなゲートが設けられていました。

時間の管理だけでなく、セキュリティ対策にもなって良いことずくしのこのゲート。なぜもっとはやく導入しなかったのかと悔やまれます。

その他には、公演期間や公演数を減らすという、ご遺族側の弁護士からすると「そんな対策を行ったくらいでは到底改善が追いつかない」というレベルの取り組みがツラツラと。

生徒にとって稽古期間の延長や舞台稽古の日数を増やすのは良いのですが、舞台稽古に付き合うオーケストラ団員や裏方スタッフは負担が増えるのでは?

そしていちばん肝心の関係者の意識改革。

「時代にそぐわないものや必要以上に制限するルールを廃止、変更する」とありますが、

今の劇団内部には、時代にそぐわないかどうかを判断できる人がいないという現実。

なのでサポートやケアを行う体制を強化したいとざっくりした内容に留まっていて、本当にこんなんで改革できるんでしょうか。

劇団とファンクラブ

前から気になっていたんですが、生徒の契約方法はどうなったの?

研5までが社員で研6から個人事業主というアレです。

研6でフリーランスになっても、仕事内容も拘束時間もそれまでと同じように縛られるんですよね。

なぜ劇団がこんな雇用形態を取るかというと、「給料はこれだけしか出せないよ。フリーランスなんだから他で収入を得てね」が可能だからです。

この大義名分があるからこそ、生徒はファンクラブ活動(お茶会や物販)で収入を得ることができますし、

実のところ、両者ウィンウィンなんですよね。

だってトップスターともなると、年間、億単位で個別の収入を得ることが出来るんですから。

とてもじゃないけど劇団だけの給料ではこの額は稼げません。

そして劇団も1人の生徒にこれだけの額を出すことはできませんから。

ということでいろんな事情が複雑に絡み合った『劇団』と『私設ファンクラブ』の関係は切れるはずもなく、

事件後も見直されることなく続いていくのです。

で、宙組大劇場公演のお茶会が開催されることになったから、さあ大変!

宙組お茶会とチケット

宙組の大劇場公演は実質10日のみです。

そんなタイトな日程にも関わらず、お茶会を開催するというのですからビックリ!

よほど収益を得たいのか、それとも純粋にファンとの交流を望んでいるのか。

いずれにせよ劇団にしてみれば、劇団外でのことだからご勝手に!ということなんでしょう。

しかし公演再開に否定的な意見が多く、ぶじに初日の幕が上がるのだろうかと不安視されているのに、

不特定多数の人が参加するお茶会をやるなんて大丈夫?

とにかく公演もお茶会も、生徒さんやスタッフ、そして客の安全が確保されたうえで実施されることを切に願っています。

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