宙組の次回大劇場公演の詳細が発表されました。
【2025年・宙組大劇場公演】
宝塚歌劇百周年記念舞
『宝塚110年の恋のうた』
作・演出/大野拓史
ジャズ・スラップステック
『Razzle Dazzle』
作・演出/田淵大輔
宙組次回演目に思う
えっ?2本立て
芹香斗亜さんの任期が4作ならば、3作目に当たる次回作は1本物だと思っていました。
が、まさか2本立てとは!
1本物をやらずして4作で卒業を迎えるのか、それとも5作以上ひっぱるのか?
どうなるんでしょうね。
ショーは、大野拓史先生による『宝塚110年の恋のうた』。
『ファイナルファンタジー』とともにお蔵入りになったかと思われたショーをもってくるなんて、ビックリです。
そんなに宙組に110周年を祝わせたいのでしょうか。
しかも大劇場公演の初日が1月1日って、嘘でしょ!
過密スケジュールの見直しで中止された星組の正月公演は何だったのでしょう?
そりゃあ星組ファンでなくとも疑問や怒りが湧きますよ。
炎上するのも無理はありません。
9ヶ月ぶりに行われた宙組大劇場公演がぶじに終わったばかりだというのに、
またも劇団自らが火種を作ってどうするの。
宙組生に「明けましておめでとうございます」と言わせるのも酷ですし、
せめて工事を1月にして2月公演だとダメだったんでしょうか。
リベンジ公演?
お芝居の演出家が田渕先生であることも引っかかりますね。
他にも演出家はいるのに、よりにもよって事件があった公演(『パガド』)に携わっていた田渕先生だなんて。
大野先生も田渕先生もリベンジといえば聞こえがいいですが、
演出家不足の問題もあり、劇団がなりふりかまっていられない状況なのかもしれません。
ただ救いなのは、演目がハートフルコメディだということ。
いまはまだ来年の正月に宙組がどんな雰囲気なのかは想像もつきませんが、
もうこの組では、全体的に暗く、主人公の残忍さはダークヒーローの域を超えている『パガド』のような作品は避けてほしいと思っていましたから。
年間8作の影響
2025年のスケジュールを見ると、1公演あたりの公演期間の長さに驚かされます。
星組・大劇場初日4日19日~東京千秋楽8月10日
年間8作になった影響で、組によっては東西合わせて5ヶ月もひとつの公演に縛られることになるんですね。
かつて年間8作だったころの宝塚は、客席に空席が目立ち、当日券で1階15列目が買えた公演もありました。
さすがに令和の宝塚において、そこまでチケットが取りやすくなるとは思えませんが、多少は確保しやすくなるかもと期待しています。
そのほかにも、トップスターの任期、生徒やスタッフの労働環境の改善など、
年間8作の影響が今度どのようなカタチで表れるのか注視したいと思います。