1月26日は宙組大劇場公演の集合日。
トップコンビの退団公演ということもあり、もしかしたらたくさんの同時退団者がでるかもと覚悟はしていましたが、
想像以上に辛い発表となりました。
宙組退団者
紫藤りゅうの決断
宙組大劇場公演『カジノ・ロワイヤル』で退団するメンバー。
真風涼帆(92期)
潤花(102期)
寿つかさ(76期)
秋音光(96期)
紫藤りゅう(96期)
澄風なぎ(99期)
湖風珀(102期)
紫藤さんは96期という学年において初詣モデルを務めたこともあり、はやくから注目を浴びていました。
星組時代に『こうもり』で新公初主演、『New Wave!-星-』でW主演を果たし、
学年が上がるにつれ宝塚の王道の男役として魅力を増していきました。
宙組に組替えしてからは、ますます上品さに磨きがかかったように思います。
インタビューの言葉選びもセンスがあって、本当に賢い人なんだろうなと。
GRAPH2月号の真風さんと紫藤さんのやりとりがステキです↓
真風さん「紫藤はコミュ力ナンバー1!話が上手で、聞くのも上手」
紫藤さん「うれしい!宙組で頑張れたのも真風さんの大きな愛のおかげです。とっても感謝しています」
星組時代は本役と新公という間柄で親交を深め、紫藤さんは真風さんを追いかけるように宙組に異動。
育った組が同じお二人はとても強い絆で結ばれているようです。
紫藤さんと同期(96期)で、宙組スカイレポターの秋音さんの退団も寂しいですね。
澄風さんは『夢現の先に』で、寝たきりの息子を持つ父親をみごとに演じていて、これから本公演でも渋い役が回ってくるかなと思っていただけに残念です。
そして組長の寿さん…
寿さんの退団発表に思うこと
宙組組長・寿さん
寿さんは宙組発足メンバーで、15年という長きにわたり組長を務める『ミスター宙組』
宙組にとっても宝塚にとっても大きな大きな存在です。
専科に異動するという道もあったハズなのに、退団を選ばれたのは、多少なりとも週刊誌の影響があったのでしょうか。
もしそうなら あまりにも悲しい。
ですが個人的には(専科行きにしろ退団にしろ)寿さんが宙組を離れることは
(週刊誌に載る)前から決まっていたように思います。
というのも、『MAKAZE IZM』の伝説のダンサー『Mr. Bojangles』は、寿さんへの餞別のような気がしてなりませんでした。
さらにトップの給水係を組長がされていてビックリ!
真風さんと『オーシャンズ11』など、過去公演の思い出を楽しそうにぶっちゃけていましたね。
お二人の間にはとても深い信頼関係があるように感じましたが、それもそのはず。
真風さんはずっと前から寿さんに憧れていたのだとか。
そして初舞台で寿さんのお手伝いをし、数年後に寿さんがいる宙組に異動。
お二人はトップと組長として宙組の一時代を築き上げ、そろって宝塚を去っていかれます。
寿さんも『やりきった』ゆえ、ご卒業を決断されたのかもしれません。
東京のラストデーが寿さんのお誕生日なのも奇跡のめぐり合わせですね。
残された組子たちは寂しいでしょうし、われわれファンも日に日にショックが大きくなっていくと思います。
次期組長に関しては、
次期組長に関して
現副組長である松風さん(92期)が組長に就任した場合
副組長が秋奈さん(97期)になりますが、芹香さんや桜木さんよりも学年が下の管理職ということに。
光月さんが退団を発表した月組も同じことが言えましたが、梨花さんの組長就任で序列は保たれました。
宙組もよそからの可能性が高いのかなと思います。
宙組発足メンバーの高翔さんなら同期引き継ぎとなり、寿さんも安心して託せるのかなと。
そういえば『カジノ・ロワイヤル』の配役発表がまだでしたが、お稽古が順調に進むことを願っています。
そして真風さんと寿さんをはじめ退団者のみなさんが、6月11日のラストデーまで、充実した幸せな時間を過ごせますように。