昨日は雪組次期トップ発表の話題でもちきりでしたが↓
この話題にかき消されることを目的としたかのように、スカステで宙組の『お稽古場情報』が放送されました。
宙組トップ&組長お稽古場情報に思う
宙組の芹香斗亜さんと松風輝さんが登場し、次回大劇場公演『ル・グラン・エスカリエ』について話しをしたのですが、
おふたりの様子がかつてないほど異様でビックリしました。
というのも、あらかじめ用意された台本をセリフのように読んでいるだけのトークだったんです。
しかもそれを隠そうともしていないんですよね。
見た人によって感じ方はそれぞれだと思いますが、
芝居上手な芹香さんなら(台本のセリフを)自然に聞かせることができるハズなのに、あえて不自然さを残した言い方が気になりました。
考えすぎでしょうか。
ご遺族の意向もあるでしょうから事件のことに触れなかったのは想定内です。
しかし8ヶ月も公演出来なかったことや、予定していた公演が中止になったことに触れなかったことには違和感がありました。
トップとして、組長として、詫びたい気持ちはあったかもしれません。
だけど不自然なまでに淡々とトークを進めるおふたりを見て、もしかしたら「決められたこと意外は言うな!」という圧力がかけられているのではと。
この様子だど初日のご挨拶も劇団が事前にチェックしたものを暗唱することになるのかもしれないとも思いました。
【余談】そもそも見ているこちらに緊張感を与えるような不自然きわまりないトークや、やつれた姿を見せて心配させるようなコーナーをなぜ放送したんでしょうね。
宙組『ル・グラン・エスカリエ』プログラム
上級生と下級生の溝
痩せて疲れているおふたりの様子からは、お稽古場の楽しさはまったく伝わってこず。
稽古場はどんな雰囲気なんでしょうね。
かつて上級生と下級生の溝について報道されていましたが、その後どうなったのかも気になるところです。
芹香さんの説明によると『ル・グラン・エスカリエ』は、宝塚の名曲ぞろいなのだとか。
『ル・グラン・エスカリエ』
☆モンパリ、シャンソンメドレー
☆ザ・レビュー、ブルーイリュージョン、エンドレスドリーム
☆シナーマン、コンガ、サザンクロスレビュー
☆エルアモール、グラナダ
☆マンハッタン不夜城、ゴールデンデイズ
☆愛の旅立ち、セ・マニフィーク、夢を売る妖精たち
黒燕尾やハットにステッキという、大勢がチカラを合わせて挑まないと良いモノが作れないシーンばかりですね。
もしろん皆さんプロですから、幕が上がれば笑顔で楽しい舞台を観せてくれるとは思います。
だけどそれが以前のように誰かの犠牲の上で成り立つ舞台であってほしくはありません。
ふんわりした改革の取り組み
『改革の取組について』が更新されていましたけど、
稽古場運営業務の見直しに向けた検討、健康管理をする医師を増やすって、ふんわりしてるな~。
われわれが気になっている生徒の職場環境(心理的安全性)についても、
『アンケートの内容について専門家よりご見解をご説明いただき意見交換を行いました』の一文のみです。
まぁこうやってひとつひとつ積み重ねていくしかないんでしょうけど、もどかしいですね。
宝塚ファンとしては少しづつでも改革が進められていることを願うばかり。
そして1週間後に迫りくる宙組公演初日。
正直、いまだ劇団にはいろいろ思うところはありますが、
上演が決まったからには、ぶじに初日を迎えられるよう祈っています。