「ミライ演出家 #1~稲葉大地~」
視聴いたしました。
稲葉先生のインタビューをはじめ、
「Fashionable Empire」の制作過程など
貴重な映像が盛りだくさん。
稲葉先生の深い宝塚愛に感動しました。
ときどき登場する、お茶目な柚香さんにも注目です。
稲葉先生の宝塚愛
稲葉先生の経歴
稲葉先生は中学生のときに初めて宝塚を観てハマり、
高校生のときに草野先生にファンレターを渡したのだとか。
2000年・宝塚歌劇に演出家として入団
宝塚において夢を叶える人というのは
なにもジェンヌさんだけではないんですね。
稲葉先生は作品をつくる過程において、
みんなが気持ちよくお仕事できるよう、つねに周囲に気を配られていました。
誰も追いつめず、誰もおいてけぼりにしないやり方は、今の時代にあっているのかなと思います。
開演アナウンス録音
「Fashionable Empire」
開演アナウンスの録音現場にカメラが潜入。
演出家立ち合いのもと録音されるのですね。
柚香「(英語の発音を強調しながら)カモォ~ン!」「…ちょっとやりすぎですか?」
稲葉先生「ちょっとやりすぎかな」
柚香「はい、分かりましたっ!」
稲葉先生「もう一回やってみてもらっていいですか?」
柚香「は~い!」
スムーズなやりとりで最高を導き出す
プロフェッショナルなお二人。
カメラを向けられるとお顔をかくす柚香さん、可愛かった~。
(個人的には、ボツになった色気増し増しの「カモォ~ン」も好きです)
譜面台に(おそらく柚香さんの)マスクがかけられていて、感染対策に気を配られている様子がうかがえました。
舞台稽古
「Fashionable Empire」の演出ノートには、
組子の名前と配置がビッシリ。
こんな細かいところまで生徒一人ひとりを把握しているなんてスゴイなぁ。
ノートの色がピンクなのは、花組の組カラーだからですね。
約8時間の舞台稽古が終わり、先生の感想は…
「とりあえずビールが飲みてぇ~」
思わず笑ってしまいました。
大羽根を背負った柚香さんが、舞台稽古のお礼を述べる様子もチラリ。
稲葉先生への質問
(ニュアンス抜粋です)
・幸せを感じる瞬間
「お客様が手拍子してくださるのが嬉しくて、パレードになると客席を見るんです。銀橋にむかう出演者をお客様が笑顔で迎えてくださる、あの瞬間に幸せを感じます」
・宝塚の演出を辞めたいと思ったことは
「ないです。宝塚に自分が生かされているので」
名言でました!!
先生、本当にいつまでも宝塚にいてくださいね。
・芝居作品の予定は?
「芝居は他の先生が良い作品をつくられるでしょう。わたしはショーをやりたい。55分という時間制限、すみれコードを守ること、上品であること、美しくあることが求められ、それを守りながらつくることがやりがい」
愛情深い稲葉先生にしか書けない、生徒たちの当て書き芝居作品を、いつか見てみたいです。
柚香光が思う稲葉先生
「先生には私がこんな(ちっちゃい)時からお世話になっています。夢中になって(作品について)うれしそうにお話しされる姿に、愛情があふれているなぁと」
稲葉先生の魅力を、身振り手振りでお話しする柚香さん。
先生への信頼とリスペクトが伝わってきました。
人差し指と中指をギューッと寄せながら
「こんな(ちっちゃい)時から」と言う柚香さんの愛らしいこと。
コロナ禍で公演するということ
「舞台の幕が開くかどうか分からないこと、公演途中の中断もありえることを、全員が覚悟してやっています」
花組さん、月組さん、雪組さん(心中)の公演がストップする今、先生の言葉が胸にささりました。
そして、良い舞台を作るために
前進し続ける稲葉先生や柚香さんに勇気づけられました。
花組公演「巡礼の年/Fashionable Empire」
8月10日にぶじ東京公演初日を迎えられますように。