花組公演『ダンスオリンピア』ライブビューイング感想
待ちに待ったダンスオリンピア中継観劇。
柚香光さんの登場、白い騎士の姿で、胸元の布をパッサ~。
この演出、印象的でカッコ良かったですね~。
一気に作品に引き込まれました。
柚香さんや水美さんの感想はまた綴るとして、今回の公演で大注目は、やはり、
花組に組替えしてきた永久輝せあさん。
ダンスオリンピア初日、柚香光さんから、「この1ヶ月、戦場のようなお稽古を共にしてきたので、もうすでに、かけがえのない仲間です。」と、素敵な歓迎を受けた永久輝さん。
歌よし、踊りよし、芝居よし。
こんなに何でもできるスーパーマンだったのですね。
1幕の永久輝さんは、現代的で少し軽い(チャラい)男の子もお手の物。
柚香さんや水美さんら 男の子と接する時と、女の子を前にした時の表情や仕草を、巧みに変化させているのには舌を巻きました。
ストリートのダンスも、激しいながら、細部にまで神経を行き届かせ、品がある。
どんなに早いテンポのダンスでも、一つ一つの振りが丁寧にキマッているので、伸ばした手がより長く美しく見えます。
笑うと目が線になるのも可愛らしい。
2幕の永久輝さんサロメ。
相手役のヨカナーンは、日頃から幼く見えたり娘役姿が似合う聖乃さん。
プログラムを見たときは、サロメが聖乃さんで、ヨカナーンが永久輝さんの方が似合っているのでは?と思っていましたが、
実際 観劇してみると、想像していた以上に永久輝さんのサロメが色濃く妖艶で、聖乃さんのヨカナーンも、見事に物語の世界を表現されて、この配役で正解だと納得。
永久輝さんの歌唱力
2幕のスパニッシュの歌も、メドレーの曲も、永久輝さんの歌唱は素晴らしかったですね。
少しハスキーで色気のある声色、歌詞も聞き取りやすく、音程も正確、さらにビブラートの波長も緩急自由自在。
永久輝さんの中に見る歴代のスターたち
ダンスオリンピアの永久輝さんを見て、
永久輝さんの歌い方は、誰かに似ている。
永久輝さんの踊りは、誰かに似ている。
永久輝さんのお芝居は、誰かに似ている。
そう、永久輝さんの中に歴代のスターさんたちを随所で感じました。
これは悪いことではなく、むしろ、永久輝さんという方が、素直で 研究熱心で 努力家で、先輩かから学ぼうとする姿勢が素晴らしいことを表しているのだと思います。
結果、歌よし、踊りよし、芝居よし、三拍子揃った舞台人に。
さすが、約400人のタカラジェンヌの中から選ばれたVISAガールですね。
永久輝さんのおかげで、これから花組観劇の楽しみが増えました。
(余談)
ライブビューイング会場に生徒さん(本科生or予科生)が7~8人、最前列に並んでご観劇。
激しいダンスシーンが多いので、一列目だとスクリーンが近く、目が回ったのではないかと老婆心。
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