もう集合日?花組「フィレンツェに燃える」配役発表

花組フィレンツェ配役 花組

花組さんは昨日「巡礼の年」千秋楽を迎え、音さんや飛龍さんを送り出したばかり。

(飛龍さんはクリスマスに行われる、愛華みれさんのディナーショーに出演が決定!おめでとうございます)

花組さんには宝塚に帰って少しゆっくりしていただきたいところですが

全国ツアーの初日までわずか約40日しかありませんので、

コロナ禍でのお稽古の進行状況を踏まえ、はやめに集合日を設定したのでしょうか。

花組全国ツアー「フィレンツェに燃える」の配役が発表されました。

花組全国ツアー「フィレンツェに燃える」配役

花組「フィレンツェに燃える」配役発表。

柚香さんと水美さんが兄弟役ですね。

貴族の家柄と家族を大切に守る兄アントニオ(柚香)

野性的で熱血漢の弟レオナルド(水美)

性格も思想もまったく違うふたりですが、強い絆で結ばれている仲の良い兄弟。

しかし、未亡人パメラ(星風)との出会いにより兄弟の関係は崩れていき…

アントニオ(兄):柚香光
レオナルド(弟):水美舞斗
パメラ(元酒場の歌姫、未亡人):星風まどか
アンジェラ(アントニオの幼なじみ):星空美咲
バルタザール侯爵(兄弟の父):高翔みず希
シュザンテ伯爵夫人(アンジェラの母):梨花ますみ
オテロ(パメラの元恋人で憲兵隊の将校):永久輝せあ
マチルド(オテロの恋人):咲乃深音
レナート・パリアーノ伯爵(アンジェラに求愛する):聖乃あすか
ビットリオ(アントニオのいとこ):愛乃一真
ロベルト(カルロの息子・レオナルドの友人):侑輝大弥
ジーナ(酒場の女主人):華雅りりか
マッダレーナ(酒場の歌手):湖春ひめ花
イザベル(酒場の女・ロベルトの恋人):都姫ここ
ルチア(アンジェラの姉):春妃うらら
セルジオ(アンジェラの弟):
カルロ(バルダザール家の執事):航琉ひびき
マリア(バルタザール家の家政婦).凛乃しづか

元歌姫で恋多き女だと噂されている気性の荒いパメラ(星風)

兄のアントニオ(柚香)は、彼女の奥底にある純粋さに心奪われ恋に落ちる。

一方、弟のレオナルド(水美)は、兄を守るため、パメラの仲を引き裂こうと一芝居打つ。

しかし、パメラと接するうちにレオナルドも彼女を愛してしまい…

ミイラ取りがミイラに!という展開ですね。

アントニオとパメラは互いに愛し合っていますが、アントニオの将来のため身を引くパメラ。

そんなこじれた三角関係の中に登場するのが星空さんです。

アンジェラ(星空)はアントニオの幼馴染。

失恋で傷ついている彼を慰めるうちに…

水美→星風⇄柚香←星空

三角関係が四角関係になりました。

ここから展開する四人の愛と葛藤が見どころなのですが、

人間関係はさらにややこしくなり…

その四人にからむ主要人物が永久輝さん演じるオテロです。

パメラの元恋人のオテロは、クレメンティーナ公爵の死に疑問を抱き、

パメラに「おまえが殺したのか」と問い詰めます。

パメラの名誉を守るためレオナルドはオテロに決闘を申し込み、その後、物語は悲劇へと向かっていきます。

結末ネタバレは記事の一番最後に書きますので、お知りになりたい方は読み進めください。

聖乃さんは星空さんに求婚するパリアーノ伯爵

あれ、どんどん関係がこじれてきましたね。

   永久輝
    ↓
水美→星風⇄柚香←星空←聖乃

弟と同じ人を愛してしまい苦悩する兄。

柚香さんがハマり役なのは間違いありません。

兄やパメラに対して不器用なまでにまっすぐ愛を向ける弟。

この役も水美さんにお似合いだと思います。

水美さんと永久輝さんの決闘シーンも見応えがあるでしょうね。

それにしても、柚香さんがトップになってからの柴田作品率の高さよ!

「哀しみのコルドバ」
「フィレンツェに燃える」
「うたかたの恋」

柴田先生が描く男役は、完全無欠のヒーローではなく、弱さやあやうさを持ち合わせた人間身のある人物です。

柚香さんなら「フィレンツェに燃える」アントニオも「うたかたの恋」ルドルフも、内面の深いところまで丁寧に表現されるでしょう。

47年前の作品ということで、下級生の出番が少ないのでは?という心配はありますが、

そのあたりの改変もふくめ、名作がどのようにブラッシュアップされ、2022年に生きるわれわれに感動を与えてくれるのか楽しみです。

では、ここから物語の結末をネタバレいたします。

読み進めご留意ください。

パメラの名誉を守るためレオナルドはオテロに決闘を申し込み、その後…

レオナルド(水美)はオテロ(永久輝)を刺し、オテロは命が尽きる間際にパメラ(星風)を刺し、二人とも息絶える。

彼女の死をきっかけに家をでてイタリア統一運動に参加を決めたレオナルド。

兄弟は和解し、兄は家を守り、弟は統一運動へと旅立っていく。

おわり。

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