花組初日感想/祝・水美舞斗2番手羽根!

花組巡礼初日 花組

花組公演「巡礼の年/Fashionable Empire」

ぶじに初日をむかえました。

濃厚で見応えのあるお芝居と
心励まされる歌詞がステキなショー。

どちらも初日から大盛況。

そしてついに水美さんが2番手羽根を背負ったことで感動が広がっています。

初日の感想、パレード階段降り、柚香さんのご挨拶まとめました。

「Fashionable Empire」階段降り

若草(エトワール)

一之瀬・飛龍・帆純



聖乃

永久輝(白3番手中羽根)

水美(白2番手大羽根)

星風(白娘役トップ大羽根)

柚香(白トップ特大羽根

祝!水美舞斗2番手羽根

大階段上に水美さんのシルエットが浮かび上がった瞬間、客席ザワザワ!

ライトに照らされて、大きな羽根を背負って階段を降りてきた水美さんがお辞儀すると、

客席から割れんばかりの大拍手。

感動的でした。

カテコ

・カテコ2回目

柚香「水美の、ね、羽根が…」

組子たちも「フゥ~ッ!」と歓声と拍手。

客席からも大きな大きな拍手がわきました。

その拍手に応えるようにお辞儀する水美さんの目に涙。

柚香「それは汗ですね」


・カテコ3回目

柚香「花組一丸となって務めてまいります。ねっ、水美!!」

水美「れい(柚香)の元、務めてまいります」


柚香さんが水美さんの羽根について触れたことに驚きました。

異例の発言ですね。

そして大喜びする組子たち。
水美さんがみんなに愛されているのが伝わってきて涙がでました

「巡礼の年」感想

巡礼の年は、ラップあり、ロックあり、クラシックあり、音楽のてんこ盛り。

そして柚香さんの歌、踊り、ピアノを堪能する作品です。

髪を振り乱してピアノを弾く柚香さん。その手が美しくてうっとり。

柚香さんがトップになって一番人間臭い役なんじゃないかな。

孤独を抱え、感情が激しいリストと
冷静なショパンとの対比がしっかり描かれているのは良かったです。

ただ、ひとつ本音をいうと、
後半、突然はじまる精神世界に違和感が…

そして生田先生の過去作品や宝塚の名作シーンがたくさん盛り込まれていてお腹いっぱい。

・CASANOVA
・うたかたの恋
・fff
・ひかりふる路
・エリザベート(エーヤン、夜のボート)
・ポーの一族(ギムナジウム)

マリーとの駆け落ちシーンがカサノバのようで、スイスでの逃亡生活がうたかたの恋のよう。

うたかたの名場面を思い起こさせるような、マリーとの追いかけっこラブラブシーンあり。

見ているこちらが恥ずかしくなるあのシーンです。笑

柚香さんがセリフを間違えて一瞬「ん?」となりましたが、自然に言い直して、まるでそういう演出だったかのようでした。

その追いかけっこのシーンで星風さんがつまずいてヒヤッとしました。

ですがそのハプニングを「キャハッ!」とマリーの愛らしい魅力に変えていて素晴らしかったです。

水美さんの抑えた演技がとてもステキで一言一言が心に響きます。

永久輝さんはリスト、マリー、ショパンとそれぞれに絡みがあります。

娘役2番手ポジション、かつ、物語のキーパーソン的存在。

柚香さんと永久輝さんとの濃厚な絡みは想像以上。
服を脱がされながらソファーに押し倒されるシーンはキワどいけれど美しく芸術的。

柚香さんと永久輝さんだからできる
計算された絶妙な色気だとおもいました。


退団する音さんと飛龍さんの歌あり。
二人とも愛に執着して相手を支配しようとする高圧的な人物。

音さんも飛龍さんも、そんな屈折した人物を大迫力で振り切って演じています。


この曲で物語が大きく動く聖乃さんのラップ調の歌は必聴です。

柚香さんの少年時代を演じる美空さんが上手でビックリしました。

お芝居で銀橋がたくさん使用されているのも嬉しいポイントです。

内容てんこ盛りなので、見るたびに新たな気づきのある作品だと思います。

「Fashionable Empire」感想

短髪アッシュグレーの柚香さんが歌うロックが
とってもカッコ良かったです。

水美さんがダンス、永久輝さんが歌で大活躍。

fashionableというだけあって、みんながこれでもかと衣装をとっかえひっかえ。

星組のスカピンの衣装や過去作品の衣装がたくさん使用されているので、答え合わせする楽しみがあります。

またまた柚香さんの高速リフトありです。(デュエダンではありません)

卒業する4名を柚香さんたち全員が送りだすシーンがあって感動的。

音さん星風さんが手をつないで(肩を組んで)ハケる演出に先生の愛を感じました。

そしてなんと言ってもフィナーレの階段降り。

あらためまして、水美さん2番手羽根おめでとうございます。

とても嬉しい気持ちと同時に、
ついに背負ってしまった、さてこれからどうなる?
と先走る気持ちが交錯しています。

宝塚ファンの心は忙しいですね。

とにもかくにもぶじに初日が開いて本当によかったです。

なにごともなく千秋楽まで完走できますように。

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