新型コロナウイルスの陽性者が複数確認され、3月2日から中止となっていた花組公演。
本日、公演再開を見届けるために劇場に向かうと、門の前にはおサイフを持った『さばき待ち』の人たちがたくさん。
どうかその方たちに観劇のご縁がありますようにと祈りながら劇場内に入ると…
花組「アルカンシェル」再開初日感想
完全復活？？
再開を待ちわびた人でごったがえしていました。
土産物屋さんのレジの列がすごくて、トップ5名の写真が入った『110周年記念クッキー缶』が飛ぶように売れていました。
3名のトップが退団を発表しているいま、『スリーれい（柚香光、礼真琴、月城かなと）』のショットも『さききき（彩風咲奈、芹香斗亜）』ショットも貴重ですし、もちろん私もGET。
再開初日の客席は満員御礼！
拍手が大きすぎて後半聞き取れなかった柚香さんの開演アナウンス。異様な盛り上がりでした。
とはいえ客席にはいつもとは違う緊張感が漂っていて、キャストが登場するたびに声をチェックしては安堵するを繰り返すという。
声を聞くかぎり明らかに不調という人はおらず、みんな完全復活かな？
全員元気に舞台に立っていたように思います。
終演後のあいさつは無し、通常運転でした。
柚香光のアドリブ
柚香さんのアドリブ絶好調！
銀橋で星風さんと握手するシーンで、柚香さんが差し出した手に星風さんが勢いよく手を当てるとパーンと大き音がして、
思わず柚香さんが「良い音鳴ったね！」とニッコニコ。
客席がクスッと笑うと、柚香さんは星風さんの顔を見てしばらくフリーズ！！
じつは痛かったのかな？なんて思ったら、その前のシーンで星風さんが「アチッ！」のあとにフリーズしたのを茶化したかっただけのよう。
「カトリーヌ（星風）の真似ぇ～」とイタズラっぽく笑って、劇場中にトキメキが広がっていました。
柚香さんも星風さんも公演できることが楽しくて仕方がないといった感じで、いつも以上にリラックスした自然なお芝居。
終演後に後ろの席から「マルセル（柚香）超絶格好いい～！ほんまに女の人なん？」という声が聞こえてきて、それを聞いていたお隣の人と笑顔で通じ合うという。笑
観光バスが4台ほど停まっていたので団体さんかな。トップさんの大羽根にどよめきがおこり場内が華やぎました。新鮮な反応ありがとうございます。
【余談】幕間に宝塚の殿堂に行こうとしたのですが、同じことを考えている人が多くて断念。
スマホを開くとanan表紙の月城かなとさんの美貌が目に飛び込んできて息を飲みました。
で、あっそうだ！『G.O.A.T』の月城先生と鳳月JKのタンゴの写真を買いに行かなくちゃと、キャトルで買い物をして、花組の公演ドリンク（アルコール薄すぎ問題）を飲んで、あっと言う間の30分。
公演再開のきょうは、その忙しさが心地よかったな～。
花組の感想に戻ります。
永久輝せあデカボイス健在
それにしても『アルカンシェル』はトップコンビの魅力がつまったサヨナラ公演でありながら、次期トップコンビ（永久輝&星空）の押し出し方も秀逸。
こんなまっすぐで可愛いカップル、役と本人がリンクして応援したくなりますよね。
さっきの後ろの席の人も「フリッツとアネット（永久輝&星空）が次のトップスターカップル（トップコンビ）らしいで。お似合い、推せるわ～」ですって。笑
永久輝さんのデカボイスも健在！
明日あさってと、怒涛のマチソワ×2なのに、いっさい出し惜しみしないのはスゴイなぁ。
闇落ち役者ではあるけれど、バカ殿からピュアな好青年までなんでもござれ。幅の広さに舌を巻きます。
相変わらず輝月ゆうまさんの悪役は大迫力！
今度こそ千秋楽まで
2階から見るといかに花組さんたちが衣装の裾捌きにこだわっているのかが分かりますね。男役も娘役もヒラヒラと美しい。
【余談】水美舞斗さんが『ザ・戦国』に出演した際、花組仕込の衣装の裾捌きを共演者に伝授したのだとか。
そしてこんなことを言うべきでないかもしれませんが、オープニングの娘役さんたちのお団子キャップがそれはそれはキレイなのでぜひご覧ください。
客席から自然と手拍子がおこるナンバーも増えて、会場の一体感が増したように思います。
心なしか今日は花組生たちが客席をよく見てくれたような。（幸せな勘違いかな？）
なにはともあれ無事に再開初日をむかえられて本当に良かったです。
もうすぐサヨナラショーのお稽古も始まるので体力的にも大変だと思いますが、
千秋楽まで1公演も欠けることなくみんな元気に駆け抜けられますよう祈っています。