4年間という長きに渡ってコロナに苦しめられてきた花組にとって、
柚香光さんの退団公演で東西完走を成し遂げることには大きな意味があったのだろうと思います。
しかし残念ながら複数の陽性者が出て、花組大劇場公演は3月2日~5日まで中止されることになりました。
柚香光・東西完走ならず
まさかのコロナ感染
ほんと、ここに来てまさか!ですね。
公演が中止になる前日(3月1日)の公演を観劇しましたが、
客席には水美舞斗さんや高翔みず希さんの姿もあり、組子たちはいつも以上に元気だったように思います↓
なのに急転直下。
翌日に中止が発表されて心底ビックリしましたしショックでした。
いまさらコロナで中止なんてという声も聞かれますが、
あれだけの人数がマスク無しで舞台にひしめき合っている現状、どれだけ楽屋で感染対策をしたところで限界があるのかなと。
行動制限もありませんし、目に見えないウィルスの攻撃に遭ってしまうのは仕方のないことなのかもしれません。
ただ、だからといって劇団が「ご心配とご迷惑をおかし心よりお詫び申し上げますとともに、何卒ご了承ください」で済ませることには甚だ疑問です。
3月2日のソワレは阪急交通社の貸切で、ホテルプランで予約した人がホテルに宿泊出来なかったり、食事プランの人が食事を提供されなかったり…
いくら旅行代金を全額返金するためとはいえ、当日に宿泊先がなくなってしまった方たちは本当に困ったでしょうね。
ほかでもない劇団の親会社が提供する観劇プランなのに、公演が中止になったからって客を放り出すなんて、ほとほと呆れます。
そして開演1時間前という発表の遅さも相変わらずですね。
今回のことで、この4年、劇団の不誠実な対応は何も変わっていないということを思い知らされる結果となりました。
お茶会&お茶飲み会中止、または延期
小池先生の1本物は何かあったときのために必ず代役稽古が行われることで有名です。
もちろん『アルカンシェル』でも通常の稽古と平行して代役稽古も行われていたでしょう。
にも関わらず代役公演が成り立たないほど人数が感染したとなると心配ですね。
当然、この週末に予定されていたお茶会やお茶飲み会も中止。(中止か延期かは会によって異なります)
じつはお茶飲み会に参加するのは初めてという友人を連れていく予定でした。
友人は昨年発売された『おとめ』を見て あるジェンヌさんに一目惚れ!
そのジェンヌさんのお茶飲み会に誘ったら「行くっ!」と即答。
下級生のお茶飲み会はジェンヌさんとツーショット写真が撮れたり、直接プレゼントを渡せることが多いので、
友人も張り切ってプレゼントを用意し、包装紙にデコまでしてね。
とても楽しみにしてくれていただけに中止の連絡をするのは心が痛みました。
が、友人はあっさりしたもの。
「分かった~、気持ち切り替えて東京のお茶のみ会行こ~!」と。
切り替えの早さに思わず笑ってしまいました。
花組生にエール
しかしこうしている間も花組生が辛い思いをしているのかと思うと いたたまれない気持ちになります。
コロナ禍で公演が中止になるたびに、みんなを励まし導いてきた柚香さんのためにも、なにがなんでも退団公演は完走したかったでしょうし、
柚香さんの現役最後のお誕生日(3月5日)も組子みんなで盛大にお祝いしたかったでしょう。何か計画していたかもしれませんね。
いまはただ悔しいでしょうが、アルカンシェルのテーマである『たゆたえども沈まず』という精神で乗り越えてほしいなと思います。
感染された方が一日もはやくご回復されますように。