花組チケット問題&その理由について思うこと

本日は花組東京公演『エンジェリックライ/ジュビリー』の先着でした。

結果は惨敗!
だけど全面✖️印で埋め尽くされた画面を見てうれしかったな。

だってムラの先着後はSNSにネガティブな言葉が溢れかえっていましたから。

東西の差・花組チケットに思う

花組チケット問題

そのときに『花組心配しないで!このくらいが丁度良い』なんて記事を書きましたが、実際に劇場で空席を目の当たりにすると心が痛みました。

ムラのチケットが売れなかった理由のひとつに”新作オリジナルだから”というのもあると思います。

VISAガールに就任して早5年。
満を持してトップになった永久輝さんのお披露目公演ということで、多くの人が大作ミュージカルに期待したでしょうし、わたしもそうです。

さすがに星風さん柚香さんと添い遂げた時点で 永久輝さんのお披露目に『エリザベート』は無いとは思いましたが、

『スカピン』や『オーシャンズ11』でもなければ、思い出再演の『るろうに剣心』でもなく、まさかの新作完全オリジナルだとは!

いくら”宝塚は作品ではなくスターを見に行く場所”と揶揄されていても、どんな作品か分からなければチケットの購入(とくに複数回)をためらうのも無理はありません。ポスターを見ても内容はさっぱりでしたしね。

同じオリジナルでも『シティーハンター』『はいからさんが通る』『今夜ロマンス劇場で』のように、原作があるものだと違ったんでしょうけど。

人事の差?スターの充実度の差?

とはいえ、これから全ての作品を原作がある話題作にすればいい!というのはちょっと乱暴で、

そんなことになったら演出家は育たないでしょうし、生徒は自分のために書かれた役を演じる喜びを味わうこともなくなってしまいます。

観客側からしても、トップスターの個性に合わせてつくられた作品が見られるのが宝塚の醍醐味のひとつですしね。

で、思いませんでした?
同じ新作オリジナルなのに月組は完売したよねって。

そうなんです。
これは作品というより『人事の差』 『スターの充実度の違い』でしょうか。

月組は月城さんが抜けたあとも
鳳月、風間、礼華、彩海と、番手がついたスターが充実していて四馬力。各ファンクラブの集客力もあります。

が、花組は3番手すら不在という状況で専科の退団をぶつけてきてはいるものの、組としては永久輝さんと聖乃さんの二馬力に頼らざるを得ないということ。

【余談】てっきり今後は希波さんを上げていくつもりなのかと思っていたら階段降りからしてそうでもないような。だったらなぜ水美さんや柚香さんが抜けた時点でスターの補充をしなかったんでしょうね。

と人事やチケット問題についていろいろ思うところはありますが、今回の花組公演、わたしは好きですよ。

『エンジェリックライ』はファンタジー要素が強いので好き嫌いが分かれそうではあるけれど、

トップコンビがちゃんと恋愛してますし、男同士の友情、親子愛ありと一般の人が楽しめるのはもちろん、退団者に手厚いので宝塚ファン目線でも楽しめる作品だと思います。

『ジュビリー』も宝塚の良さが全部つまった華やかで満足度の高いショーですしね。

なのでムラでも東京でも配信でも、この公演が一人でも多くの人に届くことを切に願っています。

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