昨日初日をむかえた鳳月杏ディナーショー「Gemini」。
本日、ランチショーの配信を視聴しました。
以下、セットリストのネタバレありで感想を記したいと思いますので読み進めご留意ください。
鳳月杏DS「Gemini」セットリスト&感想
出演者
鳳月杏(92期)
英かおと(99期)・ 彩音星凪(101期)
羽音みか(103期)・ 一乃凛(106期)
客席登場
【ジャズ】
Unchain My Heart
Cherokee
How High The Moon
Fly Me To The Moon
客席降りがあるとは聞いていたけれど、まさか客席から登場とは!
会場を練り歩いたあと、舞台に向かうと見せかけてクルッと振り返り、お客さんのテーブルに顔を近づけるサプライズ。
ヒャーッとどよめく客席。
完全に鳳月さんの手のひらで転がされています。笑
他の出演者が鳳月さんのことを慕っているのは充分伝わってきましたが、必要以上に褒めたたえたりしないのは鳳月さんの希望なのでしょうか。
自然体で感じの良いトークでした。
パブニング!あの人がやってくれました
【昭和歌謡】
星降る街角・英&彩音
恋のバカンス・羽音&一乃
君恋し
伊勢佐木町ブルース
チャンピオン
ランナウェイ
め組のひと
「ランナウェイ」で彩音さんがやってくれました!
サングラスをポケットから出した瞬間、左のレンズが飛んでいってしまうというハプニング発生!
それでもあきらめずにサングラスをかける彩音さんでしたが、片方のレンズが無いサングラスはまるで眼帯(もしくは柳生十兵衛)。
客席から笑いがおこり、彩音さんは慌ててサングラスをカチューシャのように頭にかけていました。
俗にいう『オイシイ』状況でしたが 彩音さん本人はちょっぴり悔しそう。(夜公演はビシッとキマりますように)
鳳月杏・出演作より
【タンゴ】
Kiss of Fire
Hermando’s Hideaway
英さんや彩音さんら ダンス上手たちの本気のタンゴは見応えたっぷり。
研18の色気と哀愁。鳳月さんが醸し出す大人な世界観に酔わされました。
カメラさん、鳳月さんの長い脚をたっぷり映してくださってありがとうございます。
【宝塚】
大江戸墨田川音頭/川霧の橋
スペイン人は赤が好き/ELPIDIO
天比古の唄/あかねさす紫の花
紫に匂う花~恋の歌/あかねさす紫の花
七夕の宵/雪華抄・鳳月&一乃
ジラされて熱帯/BEAUTIFUL GARDEN
衛星ドリーマー/出島小宇宙戦争・鳳月&羽音
ミクロでマクロな小宇宙/出島小宇宙戦争
『グレート・ギャッツビー』でエトワールだった一乃さんはさすがの歌ウマ。鳳月さんとのハモリが心地よかったです。
で、あっという間の1時間。
いよいよ次が最後の曲となりました。
鳳月「来年、宝塚歌劇は110周年を迎えます。そこで先輩方に敬意を評し、最後にこの曲を歌わせていただきます」
そう言って選んだ宝塚の名曲は…
ラストソング&アンコール
愛の歌/皇帝と魔女
1962年から今日まで歌い継がれている名曲を次世代につなげる使命。
そんな覚悟が鳳月さんの歌声から伝わってきて感動しました。
【アンコール】
輝く月のように/Superfly
これまでムーディーな曲で酔わせてきたのに、最後の最後にさわやかなポップスで酔いざましするなんて、なんてニクイ演出なんでしょう。
鳳月さんのポップスは歌詞がスッと心に入ってくるのが良いですね。
『Gemini』は 鳳月杏さんが月組と花組で培った男役の美学がいっぱいつまった極上のショーでした。
観られて本当によかったです。
6月11日~12日の東京公演もぶじに開催&完走できますように。