いくらなんでも…月組退団者&組替え発表に思う

本日は月組『ガイズ&ドールズ』の集合日

退団者の発表に驚きと”やっぱり”が交錯して複雑な心境なうえ、予期せぬ組替え発表まで。

白雪さち花 退団のショック

退団者は白雪さち花さん、彩みちるさん、爽悠季さんの3名。

ショックが大きかったのは白雪さん(91期)の退団です。

だってあれだけの芸達者なのに、最近の公演ではショーでこそ『さち花劇場』と呼ばれる見せ場がありましたが、お芝居に関しては出番が少なく全然活躍できていませんでしたから。

このまま退団だなんていくらなんでももったいなすぎる。せめてミュージックサロンの開催お願いします。

とは言え白雪さんが決断されたことですから我々は静かに受け入れるのみ。舞台人として輝く姿も、副組長として組を引る姿も、しっかりと見届けたいと思います。

彩みちる有終の美

彩みちるさん(99期)の退団は、アデレイド役替りというダメ押しのフラグで覚悟はしていたものの、やはり寂しいですね。

雪組時代、月城かなとさん&永久輝せあさんの伝説の新公『星逢一夜』でヒロインを演じて名を挙げ、『ドンジュアン』で望海風斗さんの東上相手役に抜擢。

そして月城さんを追うように月組にやってきて現在に至るわけですが、ヒロインから『デスホリ』のおばあちゃん役に、『エタボ』の怪しい魔術師と、キャリアを重ねるごとに魅力的になっていく彼女から目が離せませんでした。

男役至上主義の宝塚において、これだけ人気のある娘役さんも珍しい。

そりゃあ本音を言えば、月城、永久輝、彩風、望海、鳳月などなと、相手役を選ばず誰とでも似合わせられるステキな娘役さんですから、誰かとワンチャンあってほしかった。

だけど普通の娘役が経験できない色んな役が見られて楽しかったのも事実。

彩さんのこれまでの頑張りと退団を決断した勇気に敬意を払うとともに、有終の美を飾る大役 “アデレイド”を楽しみにしたいと思います

『ガイズ&ドールズ』は役が少ない

先のワークショップのセンターが餞別となった爽さん、星組への組替えが決まった天愛るりあさん。

月組ラストの作品が『ガイズ』なだけに長台詞は期待できないのが残念ですが、フィナーレをはじめダンスシーンで見せ場がありますように。

さて待ちに待った本公演での海外一本物ミュージカル『ガイズ&ドールズ』。

鳳月杏さん率いる今しか見られない月組の舞台をしっかり見届けたいと思います。

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